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【三十路と婚活】こんな男とデートしてみた~続・外資系企業/31歳の巻~

馬場です。三十路です。

前回、結婚したいのにしたい理由が見つからないという衝撃的な事実に直面しましたが、今日も元気に独身してます。

そんな馬場、新たな局面を迎えることになりました。

デート後のやりとりについて~外資系企業アカウントマネージャーT氏~

USAのボストン大学卒、身長183センチ、田町在住(実家)

アメリカかぶれ……いや、インターナショナルな価値観を持ったT氏(※前回参照)。解散後も、メッセージ交換はその後も続けていました。

内容は、主に仕事について。

「なんとか終電に乗れて、今帰宅」「英語のプレゼン資料作らなきゃ」「本社の時間に合わせて、土曜は家からスカ●プ会議」

さすが外資系企業勤務、ハードワークぶりを報告してくれます。

しかし、一向に次のデートを提案してくれる気配はありません。そこで「今度はいつご飯に行ける?」と聞いてみました。すると、

 

「明後日からロンドン出張だから、再来週以降がいいな」

とのこと。

具体的な日時は帰国後に決めようと約束し、T氏はロックの聖地・ロンドンへ旅立ちました。

ロンドンに出張中も、T氏は「今ホテルにチェックインしたよ」「今会議が終わって、これから皆でディナー」「これから出張最後の会議」と、マメにメッセージをくれるではありませんか。

 

やっぱり、いい人だったんだ。

 

ちょっとしたことにイラっとしていたことを、土下座で謝りたかったです。

そうこうしているうちに、T氏帰国の日がやってきました。

海外出張後……

「今日本についたよ!疲れた~」

馬場の携帯に連絡が入りました。こんなにマメなやりとりを男性としたのは、いつぶりでしょう。T氏に対する心の距離感は完全に消え、交際まであと数センチを残すのみとなりました。

でも馬場は焦りません。まずは、疲れているT氏に労いの言葉をかけることに。

馬場「お疲れ様、ゆっくり休んでね!」

T氏「ありがとう!ところで馬場ちゃん、

 

とりあえずセックスしようよ!

 

いきなりこんなメッセージが届きました。頭が混乱しました。

そもそも「とりあえず」って何なんだ?いろいろなこと、すっ飛ばしてない?

少し時間を置いて、冷静になってから返信することに。

 

馬場「いきなりどうしたの?(笑)まだ付き合ってもいないじゃん!」

T氏「海外だと、セックスしてから交際が始まることのほうがメジャーなんだよ。それに、体の相性は大事にしたいからさ」

馬場「うーん……でも、それで相性が悪かったら終わりってこと?」

T氏「まあ、そうだね」

馬場「じゃあ、体ありきってことはセフレになっちゃう可能性もあるの?」

T氏「そうだねー仕方ないかな。あんま深く考えなくていいと思うよ!」

 馬場「そうかな……」

T氏「馬場ちゃんの体格、俺的にベストで超タイプなんだよね。手もキレイだし。ロンドン出張してほっとしてたら、ムラムラしてきてさ!

 

正直なことを言うと、馬場は自分の性的魅力、女性性に欠けることがコンプレックスであるため、男性から「一発ヤリたい!」と思われたいという願望がありました。

もし生まれ変われるなら、峰不●子になって世界中の男を惑わせてみたい!

そして今回、ついに夢が叶いました。

しかしいざ言われてみると、すっごくモヤモヤした気分になったのです。なんだかバカにされてるような気がして……。

 留学経験があるからって、「海外ではメジャー」という一般論を出してきたあたりも解せません。馬場の友人の帰国子女や留学経験者から、そんな話は一度も聞いたことありませんよ。それ以前に、

 

ここは、日本です。

 

とはいえ、こんなにはっきり「セックスしよう!」と言えるT氏は、裏表のない清々しい人なのでしょう。

でも馬場からしてみたら、論理的に話を組み立てられない感情(欲望)先行型のアホ。もっと言い方とアプローチを変えれば、一発どころか何発だってヤれたかもしれないのに。

どちらにせよ、セフレを作るほど馬場は暇ではないので、T氏に負けないくらいの清々しさを胸に

 

「簡単に抱ける女と思うなよ」

 

とメッセージを送り、ブロックしました。

アディオス!T氏!

馬場チエコ

アラサーど真ん中の三十路独女。「東京独女スタイル」編集部で、結婚できる女になるべく日々奮闘中。2015年3月からスタートさせた婚活連載「三十路と婚活」は、1年4ヶ月後に彼氏ゲットという形で幕を下ろしました。電子書籍も出しちゃってます。

週に1回、婚活映画評論家・バーバラ馬場に変身する。

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