彼に「主夫になりたい」と言われたら?アラサー約3割がOKしたワケ
夫婦の在り方が多様化する現代。今では家事・育児を担当する夫を「 主夫 」と呼び、専業 主夫 として外で働く妻を支える男性も広く認知されるようになりました。
これは、男女の役割分担がしっかりと決められていた数十年前では考えられないこと。ジェンダーレスの象徴ともいえる存在かもしれません。
世の女子たちは、このような時代の変化をどのように考えているのでしょう。全国の女子100人に、「結婚を考えている彼から『 主夫 になりたい』と言われたららどうする?」という質問を投げかけてみました。
「 主夫 になりたい」と言われた時の女子の反応は?
【質問】
結婚を考えている彼から「主夫になりたい」と言われたらどうする?
【回答】
断固拒否する:72%
喜んでお願いする:28%
断固拒否!7割以上が「 主夫 」にNO
アンケートの結果、72%の女性が「断固拒否する」と回答しました。
「自分に社会的地位があって彼より稼ぎがよかったとしても嫌です。自分の下着は自分で洗いたいと思うし、主夫になってほしくない」(30代/会社員)
「無理かな~。やっぱり男性は仕事している姿が一番カッコいいと思う」(20代/会社員)
「自分も主婦になりたいので拒否します。共働きならまだしも、一家の大黒柱として彼を養っていけるほどの給与を自分は稼げないと思う」(30代/自営業)
「それはそれでありがたいんですが、やっぱり稼いできてもらわないと困ります。男性には働いていてほしいという気持ちがあるし、自分の収入だけでは生活できない」(30代/会社員)
「今の世の中何があるか分からないし、共働きのほうがいいと思う。女性は、子どもを出産するとなったらどうしても働けない期間ができてしまうので、その間がとても不安」(20代/会社員)
「どんなに家事ができる人でも、生活が安定するまでは共働きがいいです」(20代/会社員)
「主夫になりたいと言い出したら即交際終了するし、結婚もしたくなくなると思う」(30代/会社員)
様々な意見が出揃いましたが、「主夫になってほしくない」と考える女性が7割以上を占めました。中には「断固拒否」とまではいかなくても、こちらを納得させてくれるちゃんとした理由があるのでない限り認められないという女性がほとんどでした。
そして、「家族や友人、近所の人の目が気になる」という意見もあり、日本では「主夫」はまだまだはメジャーではないことが窺えました。
また、「彼が家のことを協力してやろうとしてくれていることには感謝したいが、それは手伝いで十分」との声も。男性には、社会で働くことで得られる責任や達成感を感じてほしいと考える女性が多いようです。
意外と多い?約3割は「 主夫 になって!」
「家のことをきちんとやってくれるのであれば任せます。無論、私も手伝います」(30代/自営業)
「相手のほうが家事全般が得意というならありがたい。お互いを支え合うという意味ではいいのかなと思います」(20代/会社員)
「私自身が十分な収入を得ていて、彼が本気で主夫としての仕事をしたいと望んでいるなら、拒否する理由はありません。ただ、なるからにはちゃんとやってもらえるように、契約書を書かせます」(20代/会社員)
「私自身が仕事人間で、仕事をし続けたいと思っているので良いです。人それぞれ得意な分野が違うので、そういう形もありなのかなと思います」(30代/会社員)
「私は結婚しても仕事を続けたいので、喜んでお願いします。仕事から帰ってきて家にいてくれるのはありがたいし、料理が得意な男性なら休日は一緒に料理をしたいです」(30代/専門職)
「家庭的な人は素敵だと思うし、家庭に入ってくれると助かります。お互いの収入の状況にもよるけど、主夫が成り立つような環境であればお願いしたい」(20代/会社員)
「主夫になれるほど家事が出来るならばお願いしたいし、それで円満に生活できるなら良いと思う」30代/自営業)
「断固拒否する」という意見が多く聞かれた一方で、「喜んでお願いする」という女性も3割近くいました。この選択をした背景には、彼の意志を尊重したいという気持ちや、家事をするより働くほうが好きだからという考えがあるようです。
また、「男性は外へ働きに行って、女性は家を守る」といった考え方をあまり持っていないことも窺えます。考え方は人それぞれですが、得意不得意を踏まえた上での役割分担ということならアリと考える女性もいるようですね。
結婚するとなると、お互いの働き方については一緒に考えるべきもの。決して避けては通れない問題かもしれません。「主夫になりたい」という決断はなかなかインパクトが大きいものに感じますが、お互いが幸せになれる道を探っていけたらいいですね。
■調査地域:全国
■調査対象:独身女性
■有効回答数:100サンプル
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