【三十路と婚活】こんな男とデートしてみた～IQ148以上のSE/34歳の巻～

馬場です。三十路です。

先日「結婚」について考えて歩いていたら、転倒して足首を捻りました。誰も助けてくれませんでした。

さて、前回の合コンで「エリート来る来る詐欺」に遭った馬場。

「やっぱりエリートに会いたい！」と毎日念じていたところ、ワールドクラスのエリートとのデートが実現しました。

システムエンジニアT氏/34歳/年収600万円

東京工●大学卒、IT系企業にてエンジニアとして勤務、江戸川区在住

平凡な見た目、当たり障りない趣味が書かれたT氏のプロフィールには、1つだけ他と一線を画する言葉がありました。

「国際的高IQ団体の会員です」

IQ(Intelligence Quotient)いわゆる知能指数の高さのアピールです！これには、高学歴＆エリート大好きな馬場も度肝を抜かれました。

しかも、まだ1週間もメッセージ交換をしていないのにT氏からデートのお誘いが。

今度こそ、馬場キテル！

馬場の婚活指数、KQ（Konkatsu Quotient）も過去最高値を記録！

二つ返事でOKし、デート前に可能な限り「国際的高IQ団体」について調べてみました。その結果、T氏が所属するのはMENSA（メンサ）であると断定。馬場が都市伝説だと思っていた団体です。

この団体は、地球上の全人口の内上位2%（恐らくIQ148以上）のIQの持ち主のみ入会できる国際グループ。ちなみに人間のIQの平均は90～109、東大生のIQは120と言われているので、凡人にとっては未知の存在と言えるでしょう。

馬場が大好きな高IQ人物の金田一少年（180）、ジオン公国総帥のギレン・ザビ（240）、ルパン三世（300）たちには及びませんが、全人口の上位2%に属するならば是非ともT氏の遺伝子をいただきたい！

 

そしてデート当日。

都市伝説の男・T氏が予約してくれた、拍子抜けするくらい平凡なイタリアンレストランに集合。会った瞬間、またしても度肝を抜かれました。

34歳なのに薄らハゲ。

奇しくも私たちが座った席は空調の真下。風が来るたびに髪がソヨソヨなびく様は、秋のススキを連想させました。

でも、IQが高すぎて頭皮の細胞が狂い、毛がお亡くなりになっただけかもしれません。単にIQと同じくらい性欲も高すぎて、男性ホルモンが異常値を示しただけかもしれません。

高IQの遺伝子がもらえるなら、そのくらいは許容できます。

T氏の脳天ススキ畑から注意を反らすべく、馬場はドリンクを注文することに。ワインが好きというT氏は、メニューからオススメを選んで注文してくれました。

しかしそれは、グラスで500円の安っすいワイン。

私はワインに詳しい訳でもグルメな訳でもありませんが、酸っぱくて後味の悪いワインは口に合いませんでした。しかしT氏は、そんな馬場を尻目に「うん、美味しい！飲みやすいから何杯でもいけますね！」とグイグイ飲みます。

でも、IQが高すぎて味覚に必要な細胞も脳にいってしまったのかもしれません。

IQの高い子孫を残すためなら、そのくらいは許容できます。

しかし、T氏のこの発言には許容できませんでした。

 

「私の友人の不倫相手が、できたオンナなんですよ。美人だし、離婚してくれと騒がないし。羨ましいな～。でも、彼女妊娠しちゃったから、今大変なんですけどね。あはは！」

 

初対面の女性に不倫中の友人の話をするなんて、おかしくない？

しかも「羨ましい」って、どういうこと？

「不倫相手が妊娠した」なんて聞いて、なんで笑えるの？

そして、この話を聞いた私はどう反応すればいいの？

 

IQ高いなら空気を読め！空気を！！

 

しかし馬場は思いました。

突出した才能がある人は、それを補うためにどこかが欠けて乏しくなってしまうのかもしれません。T氏の場合、乏しいのは味覚と感情。

 

あとは、毛。

 

IQこそ高いかもしれませんが、EQ（感情的知能：Emotional Intelligence）は全人口の下位2％レベルではないでしょうか。

結局その後もT氏は不倫を羨み、歪んだ感情を大いに披露。馬場が彼の価値観を理解するにはIQがいくつであっても不可能と判断し、静かに解散しました。

 

このように高確率で難アリ男性に出会う馬場は、「本当にこんな男性とデートしたの？」とよく聞かれます。

何を言っても無駄かもしれませんが、本当にいたんです。デートしたんです。

でも結局、

信じるか信じないかは、あなた次第です。