アイドルに宝塚、二次元まで!アラサーを機に何かにハマるアラサー女子が多いワケ
「30歳にもなると、ジャニーズの子が可愛く見えてくるのよね」
これは筆者が20代前半のとき、突然、ジャニーズにハマりだした先輩から聞いた名言です。
このように、アラサーを機に何かにハマる女子は多いもの。そしてその対象もさまざま。ジャニーズや韓流などのアイドルにハマる女子もいれば、サッカー選手や野球選手などのアスリートにハマる女子もいます。中には、乙女ゲームなどの二次元に夢中になってしまう人も!
しかしなぜ、アラサー女子は何かにハマりやすいのか?彼女たちが熱狂的になるワケとは何なのか?そこで今回は、アラサーを機に何かにハマり始めた女子たちに話を伺ってきました。
恋心ではなく親心が芽生える
「某若手俳優の追っかけをしています。彼にハマったきっかけは、その成長のすごさ!あどけなかった少年が、段々と大人の男性になる姿を見て、恋心というよりは親心が芽生えてきたのです(笑)」(32歳/営業事務)
ハマっているからといって、必ずしも、疑似恋愛の対象として見ているわけではありません。彼らの成長を見守る親の気持ちで見ている女子も多いのです。
自分より年上の俳優を見ては、「かっこいい」と言っていた若かりし頃。しかし、今となっては若手俳優と呼ばれる子は、みな自分より年下ばかり。そりゃ、「かっこいい」ではなく、「可愛い」と思う気持ちが芽生えるのも当然ですよね。
日常にときめきをもらえる
「家と会社を往復するだけの毎日。20代の頃と違い、フットワークも軽くないから出会いを探すのも億劫。そんなつまらない日常にもときめきをくれるので、乙女ゲームはやめられません」(31歳/広告)
外に出かけるよりも、お家でゆっくりする方が好き。年を重ねるごとに、落ち着きのある生活を求めてしまう女子も多いはず。とは言え、たまにはドキドキするような刺激だって欲しいのです。アラサー女子はわがままなのです。
そんな彼女たちだからこそ、ちょっとしたことがきっかけで、ときめきをくれるものにドハマりしてしまうのでしょうね。
仲間と過ごす時間が楽しい
「宝塚にハマって数年。休みの日は、観劇。もしくは、ヅカオタ仲間と集まって朝から晩まで過去公演のDVD鑑賞会を開いています。自分が一番好きなものを思いっきり語り合える仲間がいたから、ここまでハマっちゃったんでしょうね」(29歳/講師)
何かにハマったとき、共感し合える仲間がいると、それだけで楽しさも倍増します。そして、もっとたくさん語り合いたいという思いから、ますますドハマりしてしまうのですよね。
職場の同僚や昔からの友人とは違い、ハマるというひとつの共通点を持った仲間。そんな仲間と過ごす時間が、女子に生きがいをもたらしてくれるのかもしれません。
憧れが生きる活力に
「中学時代に熱狂的なモー娘。のファンだったのですが、30歳を前にその熱が再び燃え上がってきました。当時は憧れとして見ていたけど、今の私にとって、彼女たちは生きる活力!こんな若い子たちが頑張っているんだから、私もしっかりしなきゃと、前向きに思えるんです」(29歳/看護助手)
手が届かないからこそ、憧れの存在でもあるアイドル。もちろん、それは異性のアイドルに限ったことではありません。同性である女性アイドルにハマる女子だっています。
同じ女性である彼女たちの姿を見て、頑張ろうと活力に変えることもあれば、こんな女性になりたいとお手本にすることもある。見ているだけで、前向きな気持ちにさせてくれる存在だからこそ、ハマってしまう方も多いのではないでしょうか。
ハマる対象も違えば、そのきっかけもさまざま。ただ、ひとつだけ共通しているのは、何かにハマることで今まで以上に毎日が楽しくなったということ。
仕事や恋愛、将来のことで悩むときも多いアラサー女子ですが、何かにハマることによって、その悩みが少しでも軽くなるのなら、それって素敵なことではないでしょうか。
フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。
高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。
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