知人からの勧誘?アラサー女子はなぜK-POPにハマるのか
「K-POPブームはもう去ったのでは?」
と思っているあなた!まだまだペン(韓国語で「ファン」の意味)の熱は下がっていないのです。そこで、K-POP好きアラサー“あるある”をピックアップ。
既存ペンからの熱~い勧誘でハマった
「熱狂的な東方神起ペンの友人。彼女はいつも彼らの魅力を熱弁していましたが、全く興味を示さない私にしびれを切らし、カラオケで彼らの曲をライブ映像Ver.で歌ってくれました。2時間の予定が結局オールとなり、カラオケを出る頃には私もペンになっていました(笑)。今では、一緒にライブに行っています。」(30歳/IT)
「ジャニーズにハマったこともなかった私に、友人が東方神起を紹介してきました。YouTubeで彼女が厳選した映像を見ながら、彼らの歴史や苦労話を聞かされるうちに、気付いたらやられました……。」(32歳/マスコミ)
ハマったきっかけは「知人からの勧誘だった」という方が圧倒的に多くいました。好きなものの良さを友だちとも共有したいと思う気持ちが、熱いプレゼンテーションを生み出すようです。
サブカル女子がことごとくハマる謎
「たまたまYou Tubeで2NE1というガールズグループのMVを見たんです。そうしたら、曲もダンスもキャッチーな上、メンバーの衣装がとてもオシャレでびっくり!それからは、f(x)やBrown Eyed Girlsなどにも興味が生まれ、今ではファッションの参考にしています。」(32歳/アパレル)
K-POPアイドルはとにかくオシャレ!一歩も二歩も先を行くモードで斬新な衣装は、多くのオシャレ女子のハートにも響くようです。また、作曲やダンス振付に海外アーティストを起用していることも多く、私たち日本人にとって新鮮な印象を与えるのかもしれません。
彼らに「なりたい」願望
「K-POPの男性アイドルがメイクをすることは普通なんです。アイシャドウやアイラインは当たり前。だから、好きなメンバーとお揃いのメイクが楽しめるんです。韓国では、彼らになるためのメイク方法も雑誌で取り上げられていますよ。」(29歳/不動産)
「カムバ(「カムバック」の略。韓国では、新曲プロモーションの活動後、次の曲を発表するまで音楽番組への出演はしません。新曲を引っ提げて出演することを「カムバック」と呼びます。)の時は、メンバーの印象が驚くほど変わります。一瞬誰だか見分けがつかない時も。そこで見せる斬新なヘアスタイルをよくマネします。」(30歳/アパレル)
ファッショナブルなアイドルたちのマネをすることで、自分だけの「お揃い感」が生まれるようです。これは、日本のアイドルではなかなか生まれない感覚なのかもしれません。
兵役という踏絵
「韓国の男性には19~29歳の間に約2年間兵役の義務があります。芸能人も例外ではないので、いつ兵役に行くのかは常に問題……。彼のいない2年間を耐えられるかで、真のファンか試されてる感じです。」(34歳/販売)
「私の好きなSUPER JUNIORは、10人以上の大所帯グループ。メンバーが代わる代わる兵役に行ってしまうので、常に誰かがいない状態です……。完全体の彼らを見るまで、エルフ(ファンクラブ名)は辞めません!」(32歳/営業)
こんなシリアスな状況下で頑張るアイドルのペンたちは、一緒に困難を乗り越えているような感覚になるのではないでしょうか。兵役は、アイドルとペンとの愛情が試されるのですね……。日本のアイドルとは違った魅力を持つ彼らの人気は、まだまだ下がる気配がなさそうです。
オシャレに無頓着なのに、なぜかファッション業界に就職。 結局その会社に7年間勤務し退職。 言いたいことも言えない世の中に一石投じるべく、恋愛コラムを中心に執筆スタート。 経験、実績、妄想入り混じる独自の観察眼で、男と女をぶった切ります。
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