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昔の大恋愛のせいで、次の恋愛のハードルが上がるアラサー女子

昔の大恋愛のせい

5年以上の交際や、身も心も捧げるドラマティックな恋愛関係。過去にそんな大恋愛の経験がある女子は、次の恋愛にいくのに一苦労なんて人もいるようです。話を聞くと、元彼に未練があるからではないようす。新しい恋愛がなかなかできない、という二人の女子に話を聞きました。

あの時感じた「好きという感情」を求めている

まずは、自分の中の「好き」という感情にこだわりがあるというAさん(29歳)。

「大恋愛をした元彼に出会った時はまさに『ビビビ』。寝食を忘れて、感情に突き動かされるように暴走していた私。あれこそまさしく“好き”という気持ちですよね。

彼と別れてからは、いいなと思う男性はできても、あそこまではいきません。心の底が燃えるような気持ちにならないものは『好き』ではない気がして」(Aさん)

過去に感じたトキメキが忘れられずに「あれこそが恋愛!」と自分の中に揺るがない定義ができているようです。当時と同じ感情にならないと恋愛じゃない、と少しドキドキしたくらいでは「好き」ということにはなりません。

そうして、なかなか好きな人ができないAさん。どうしても同じ胸の高鳴りを感じさせてくれる男性を求めてしまうんだとか。

元彼と作り上げた「パーフェクトな関係性」を違う男に求めている

昔と同じような関係を求め過ぎて、新しい恋人ができないというパターンも。

「元彼とは22歳の頃から5年ほど付き合っていました。彼は恋人であり友だちであり、また家族のようで、とても居心地のいい関係でした。最後は気持ちの冷めた私から別れを告げたので、未練はありません。しかし、次の恋人にも同じような関係を求めてしまい、なかなかうまくいきません」と言うBさん(31歳)。

20代前半で大恋愛をしたというのは、とてもうらやましいこと。しかし、それがあるがゆえ逆に恋人関係に対するハードルが上がってしまったようです。元彼と作り上げた100点満点の関係。彼のことは忘れましたが、そのパーフェクトな関係性が忘れられないのでしょう。

完璧な恋愛関係は宝くじに当たるようなもの。同じ関係をもう1回……というのは、なかなか難しいのかもしれません。それにしても、元彼と破局してしまったのが残念ですね。

気持ちをうまく切り替えて新たな恋に備える

大恋愛時代の幸せだった自分が「恋愛の理想形」となってしまった女子。過去にいい恋愛をすればするほど、次の恋愛に対するハードルが上がってしまうのかもしれませんね。

好きという感情にしろ、恋人との関係性にしろ、ペアを組む男性によって、生み出される感情・関係はまったく違うもの。自分が「これだ!」と思える恋愛の形は、ひとつだけではないはず。

色々試していけば、昔の恋を超える素晴らしい恋にありつける可能性も。昔の恋は忘れて真っ白な心で挑んでいきたいですね。

東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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