貯金ができないアラサー女子たちのナゼ【東のEditor’s EYE】
「あなたは“お金”に自信がありますか?」と聞かれたら、胸を張って「あります!」と答えられる女子は少ないのでは。そんな状況を反映してか、女性向けのマネーセミナーは軒並み満員だという話も。あなたは自信ありますか。
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わかっちゃいるけど……女子は「貯金ができな~い!」
お金の悩みで、ダントツ多く聞かれるのが「貯金ができない」悩み。
「月々の収入と出費が大体トントンで、なかなか貯まりません」と語るのは、不動産会社に勤める女子Aさん(29歳)。
「今の貯金額は10万円ちょい。貯金をしようと思っても、飲み代や趣味など、ダメだとわかっていても、目先の楽しいことを優先してしまいます。結婚する予定もないし、何十年もこんな調子だったら……なんてとても不安です。
ふと同年代の独身の男友だちを見れば、きちんと貯金ができている人も多いです。結婚する相手がいなくても『いつでも結婚できるように』と貯金しているようで……」(Aさん)
一見遊んでいるように見えても、お金のことをシッカリ考えている男性は多いもの。貯金ができないと嘆いているのは女性ばかりに感じます。
ゲイよりもレズビアンのカップルのほうがお金に困る傾向?
「女はお金に弱い」そんな言葉がチクリと胸を刺す人も多いのでは。たしかに、男性のほうがお金の管理に長けているように思われます。
実際、同性愛カップルを比べてみると、ゲイのカップルはお金に困らずに暮らしていけますが、レズビアンのカップルは、お金に困るケースも少なくない、なんて話も。
どうして女性はお金に対する苦手意識が強いのか。それは日本古来の家庭環境に一因があるのかもしれません。
「女性は嫁ぐもの!」両親からお金の教育を受けづらい?
「女性は、“お金”について両親からあまり教育を受けずに、育つ傾向にある」と話すのはマネー誌に携わる女性編集者。
「男の子は『将来一家の大黒柱になるんだから』と、家庭を養えるような知恵をシッカリ教え込まれて育ちます。
一方、女の子は『結婚して生活費は旦那さんに任せればいいから……』と、お金の使い方や組み立て方を、ちゃんと教わってこないケースが多い」とのこと。
たしかに思い返せば、両親からしっかりお金について教えられた記憶がないという女子もいるのでは。現に私もそんな女子の1人です。
未来の自分を守るのは自分!積極的にマネ活を
私たちの親世代は専業主婦になるのが普通だった時代。“女の子は嫁ぐもの”として育った親たちにとって、「万が一、一生独身で生きていくことになったら……」なんて話を、娘にしようと思うでしょうか。
今は女性の“おひとりさま”をターゲットにした雑誌特集やセミナー、金融商品などもあります。女性の生涯未婚率が10%を超えた今だからこそ、マネープランについて積極的に学んでいく必要があるのかも。
「女子、もっと危機感を持って!」という先のマネー誌編集者のお言葉。肝に銘じておきますッ!
コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。
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