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開き直ってるわけじゃないんです!自虐キャラを貫くアラサー女子の心の叫び

アラサー独身、彼氏もキャリアも無し、貯金はほぼ0。もはやここまで揃うと、もう自分でも笑えてしまう。それなら、いっそのこと自虐に走ってしまえ!

そんな自虐キャラ全開の女子を見かけることが多くなった気がします。……と、他人事のように語っていますが、自身も自虐キャラである筆者として、彼女たちの気持ちは痛いほどわかるのです。自分の自虐ネタがウケた日なんて、それだけでお酒の肴ができたと喜んでしまうことだってあるのです。

とは言え、自虐女子がまったく傷ついていないのかと言えば、そんなことはございません。彼女たちだって心の中で思っていることがたくさんあるはず。そこで、今回は、そんな自虐女子たちの心の叫びを聞いてみたいと思います。

何をしても存在を否定されがちになる

「この年になって必死に婚活をする女性は周りから痛いと言われる。だから、開き直って自虐ネタを言うようになったら、何だか辛くて見てられないと言われた。もうどうすればいいんだよ。」(32歳/営業)

婚活も自虐もダメなら仕事一筋になってやろうじゃありませんか! そうすれば、きっと「真面目すぎて近寄りがたい」「お局っぽい」と言われるんですよ! もう、本当にどうすればいいんでしょうね(涙)。

でも、きっとこの方だけに限らず、痛くて見てられない自虐と言われる人って、笑える自虐じゃなく、本当に痛々しい自虐をしていることが多い気がします。「30歳すぎたから売れ残りセールだよ!でも返品不可だからね!」なんて若い男性社員相手に自虐ネタをとばすのは、正直、痛々しすぎます。痛い自虐と笑える自虐の線引きさえすれば問題もないはず。

後輩からも見下されている事実を知ったとき

「自分のことを慕ってくれる後輩女子が『○○さんといると本当に楽しいです』といつも言ってくれていたので可愛がっていたのですが、その場にいた別の後輩女子に『じゃあ○○さんみたいな女性になれるといいね』と言われた瞬間、光の速さで『あ、そういうのじゃなくて』とその子が全力で否定していた。憧れられているんだと勘違いしていた自分が何だか空しかったです。」(34歳/IT)

最近の若い子は思ったことを何でも口に出します。筆者も5つ以上年の離れた年下女子に「全然落ち着きがないから(年齢的に)もっと若いと思ってました」と言われたことがあります。これって褒めてると見せかけて、バカだと思われていたってことですよね……?

年下女子からすれば、身近な自虐女子の先輩は、「おもしろい人だけど、あんなふうにはなりたくないよね」と、ある意味、お手本となっているのかもしれません。

可哀想な子を見る目で見られてしまう

「会社の同僚といるときに自虐的なネタを言っていたら、隣にいた先輩が『いつも明るく振る舞ってるけど、こういう子に限って悩んでたりするんだよ』と語りかけてきた。それ以来、周りから可哀想な子を見る目で見られるようになってしまった。」(29歳/派遣)

先輩は的確な意見を言ってくれています! でも、頼むから空気を読んでくれ! と言わんばかりのKY発言でしたね。

誰にでも悩みのひとつやふたつくらいありますが、自虐女子ならではの悩みって周りから理解されにくいものもあるのですよね。また、自虐女子ってこじらせ女子と紙一重の場合があります。悩みがありそうだなと思っても、このように大々的に言われると立場が無くなってしまうので、相談にのってあげるときは、できれば周りに人がいないときにお願いします。

女でも男でもなくオス扱いされる

「自虐ネタばかり話していたら周りの男性から同性扱いされるようになりました。まあ、男友だちとして付き合ってくれる方が楽だしいいかと思っていたのですが、先日、同僚から『お前の性別ってオスだよな』と言われ、人間としても見られていないことが発覚……。」(33歳/不動産)

自虐もいきすぎると恋愛に支障をきたすとは、まさにこのこと。いくらモテを諦めて自虐に走ったとしても、本命の男性にだけはオスだと思われたくないものです。

その場の雰囲気を明るくする自虐キャラも、時と場合によっては、封印しちゃってもいいのではないでしょうか?

自虐ネタでその場の雰囲気を明るくすることって、誰にでもできることではありません。それこそ、ある種の才能だと思ってもいいはず。ただ、やりすぎてしまうと、恋愛がうまくいかなくなったり、自分自身が落ち込む原因にもなってしまいます。もちろん、女を捨てるまでの自虐に走る必要なんてありません。

無理して演じることなく、周りを楽しませる。そんな自虐キャラの女子なら周りも大歓迎なはずです。

写真:Freedigitalphotos.net>

LISA

フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。

高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。

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