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ダイエット掲示板/話題のトマトダイエットって効果があるの?

A:う~ん。1つの食品、成分に頼りきらないで!

最近、スーパーからトマトジュースが消えました。

というのも2月10日に、京都大学の農学研究科の河田照雄教授らのグループが、トマトに含まれる成分が中性脂肪を低下させ、脂肪燃焼を促進することを発表。
メタボリックシンドロームの改善にも役立つという期待が、このようなブームを引き起こしたようです。

今回の注目成分「13―oxo―ODA」が脂肪を燃焼させるたんぱく質の働きを高める、とのこと。 でもこれはマウス実験の話。人でも同じことが起きるかは分かっていません。

人の食事に換算すると、効果を期待できる量は、1日トマト6個分、もしくはトマトジュース毎食コップ1杯(200ml)程度だそうです。

いま、トマトジュースを買い占めた人は、きっと2ヶ月もすれば飽きて買わなくなるでしょう。

納豆が消え、バナナが消え、トマトジュースが消え……。次は何が消えるのかな? と思ってしまいます。

脂肪燃焼効果ならば、高濃度カテキンやカプサイシンにもあります。

私は毎日トマトジュースをコップ3杯も飲んいるわけではないし、辛いものは苦手なのでカプサイシンを摂っているわけでもないです。 日々の食生活と運動量のバランスに気をつけて、体重コントロールをするのみです。

河田教授も「有効成分は確認されたが、これだけをサプリのように取るのではなく、トマトなど新鮮な野菜をたくさん食べることが大切」と話しています。

1つの食品、成分に頼るのではなく、まずは太る原因の解決策を考えるほうが、よっぽど効果的なのではないでしょうか?

◆小池先生へのダイエットに関する質問はこちらから (info@sucmedia.co.jp)

小池ゆみえ

管理栄養士、健康運動指導士、日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー、肥満予防健康管理士、JAMアンチエイジングアドバイザー。約10年病院で勤務後、フリーとなる。現在病院・クリニックでの栄養指導や給食管理、企業での健康・栄養相談担当。小池ゆみえの管理栄養士的~なブログ

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