【対談・犬山紙子×東香名子】迷惑な「クソバイス」の対処法~後編
前回に引き続き、新刊「言ってはいけない クソバイス 」(ポプラ社・刊)の著者・犬山紙子さんと編集長の東香名子が「 クソバイス 」について徹底討論します!その討論の様子をじっくり見ていきましょう。 クソバイス について、とことん語っていますよ。
クソバイスされたら、相手の心理を考えよう
犬:クソバイスは気にしないことが一番ですから。真面目な人ほどクソバイスされたら、「私が悪いのかな?」と傷ついてしまう。餌食になりやすいんです。
東:うまい切り返し方はありますか?
犬:もしモヤモヤしてしまったら、「なんでコイツはクソバイスしてくるんだろう?」と考えると無駄に自分を責めなくて済むと思うんです。「なんでこんなこと言っちゃうんだろう。これコンプレックスなのかな?この人はこの部分をすごく重要視して生きてきたんだな」と、分析してみてください。理解ができると、まあまあ言っちゃうかーと、変に反応せずに済みます。
今回の本にも切り返し方を載せているので、参考にしてみてくださいね。
実践!犬山紙子と クソバイス 返しにチャレンジ
東:「クソバイス」という言葉を知らしめるために、「クソバイス・ラリー」という遊びを考えてみました!
犬:なにそれ~!?
東:お互いクソバイスをしあって、いかに上手く切り返しの言葉を言えるかが勝負です。さあ、まずは、犬山さんから私にクソバイスしてみてください。
犬:なにそれ~~!心が痛いけど……ではいきます。これ、クソバイスですから本気にしないでくださいね!
東:あ、その前提助かります(笑)。はい!おねがいします。
犬:「彼氏できないって言うけどさァ、本気出したらすぐ出来るって思ってるでしょ。その余裕がだめだよ!」
東:うざ!(笑)
犬:私も言われたことがあるやつですね(笑)。
東:では、切り返し、行きます。「ははーん。犬山さん結婚したばっかりだから言いたくなっちゃうんですね。結婚するまでどんだけ大変だったか知らないけど、本気出さないと結婚できなかったのかな?」どうでしょ?
犬:うわっ。これは言われたら大分恥ずかしい(笑)。返しは、相手に「クソバイスしちゃって恥ずかしい」と思わせるのがポイントですから、的確に相手の恥ずかしいポイントをつていて、さすがです。
ただ、このケンカ上等な感じから、もう少しオブラートに包んで言いやすくすると「あっ……そのアドバイス……犬山さん結婚されたばかりですもんね~、アドバイスありがたく頂いちゃいます!」なんかを嫌味たっぷりに言うのも楽しそう(笑)。
後攻・東が犬山へ クソバイス 炸裂!
犬:それでは交代です。東さんから私へクソバイスどうぞ!
東:犬山さんへ……。これ、クソバイスですよ!?
犬:そうそう、その前提が大事(笑)。
東:「私、女って結婚したら家庭に入るべきだと思うんです。テレビとかに出るのもやめて、仕事やめて、旦那さんに尽くしたほうが喜びますよ~」
犬:ありそう~パチパチ!上手です!クソバイスのお手本ですね。
東:これは褒められていいんでしょうか(笑)。では、これに対する切り返しをお願いします!
犬:真面目に返すとあまりよろしくないので。乗らないでかわし、恥ずかしいと思わせるのが良いでしょう。
「ああそうなれたらいいですよねぇ~!東さんみたいに私もお金稼いでたらな~。お金があればなんでもできますね!東さんいいないいな~!」
東:そ……そんなにお金ないですから……すまん。これは恥ずかしい!
犬:そう思ってくれたならこれは返しとして正解でした!やった!
東:これは……効果テキメンですね。いいクソバイスの例を読者のみなさんに見せられたと思います!
犬:女子のみなさん、本当にクソバイスたくさん受けてると思います。アナタは悪くない!クソバイスするヤツが悪い!くれぐれも真面目に受け取らず、流してくださいね~。
東:私もクソバイスに負けないようにがんばります。今日はありがとうございました!
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コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。
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