編集長・東が実践!日本一「女より女らしい人」になるメイク方法
大人の女性にとって、メイクはたしなみ。しかしそれ以上に「女らしさ」を左右するものでもあります。では、本当に「 女らしい 」メイクは、どんなものなのでしょうか。
そこで、女よりも「 女らしい 」人物の協力のもと、東編集長が変身してみました。
初体験!「女形メイク」で最強の女らしさをゲット!
今回協力を依頼したのは、大衆演劇の女形俳優として活躍中の速水映人さん。きゃー!イケメンですね。
スッピンの状態からは想像できませんが、彼がメイクをすると……
じゃ~ん!
なんとびっくり!とても可愛らしい女性に大変身しちゃいました。一気に女性らしさが増しましたね。この完成形に至るまでには、様々な工夫がありました。その技を、東編集長が体当たりでトライすることに。
「 女らしい 」女形メイクスタート!
まずはこちらがいつもの東編集長。スッピンになりヤル気満々です。
まずは肌のベース作りからスタート。おでこ、頬、あごなどに下地兼クリームの役割を果たす「ニベア」を置き、クリーム状のファンデーションをパフにとったら一気に顔全体に伸ばしていきます。
一緒に肌に伸ばすことで、時短になり、ムラなくファンデーションを塗ることができるそうです。陶器のようにマットな下地ができあがった所で、鼻筋をハッキリさせるために茶色のリキッドファンデーションを鼻筋に沿って塗ります。その上からハケでおしろいを塗り、口紅の色が映えるように唇まで塗ったら、首まで塗ります。
舞台では首にあまりライトが当たらず影になってしまうため、顔より明るめの色にします。塗り終わったら、顔も含めてパウダーで一気に馴染ませます。これでベースメイクは完成です。あまりの手早さに、スタッフは「おお~」と歓声をあげっぱなし。
次は眉毛。女形の世界では眉山を作らない、トレンドの平行眉を既に取り入れているそうです。これで柔らかい表情を演出することができるそうです。まずは赤のペンシルでベースとなる眉の形を描きます。
眉に赤?と驚きましたが、「紅をさす」という言葉があるように、メイクに彩りを出すには赤がポイントだそう。赤を入れることで肌馴染みがよくなり、視線を惹きつける効果もあるそうです。
赤と黒のペンシルで眉を描いたら、次は目元。リキッドタイプのアイラインで目尻からスッと流れるように上向きに引きます。さらに今回は目頭にも描き、目を大きく見せます。最後につけまつげを付ければ、目力が一気にアップ!おおっ、表情がグッと引き締まりました。
最後は仕上げに真紅のリップ。ぷっくらして見えるとより官能的で色っぽい唇になるので、中心にボリュームが来るよう輪郭から描いていきます。
仕上げにカツラと着物を身につけると……
じゃ~ん!
女形女優・東香名子の完成!普段よりも表情、しぐさがしおらしくなり、女性らしい印象になりました。スタッフから「すごーい!」「キレイ!」と大歓声を浴びると「おおきに」とエセ京都弁で答えていました。
女子度MAXの東編集長のおな~り~!
多忙な東編集長は、新たな自分になるとすぐ仕事モードにシフトチェンジ。女形メイクをあまりにもモノにしているせいか、違和感ゼロで日常に溶け込んでいます。す、すごい……。
しかし作業を始めると一転。自然としぐさや話し方が艶っぽくなってるではありませんか!
まずスタッフへの指示出しも色っぽく、「まりなはん、これ、修正してくれはります?」と1オクターブ高い声で。資料を渡す時も、くねっと肩を下げて首筋をアピールしています。机で見えてませんが、立った時も膝を曲げて曲線のある女性らしい姿勢に。そして、渡す手の袖を押さえ上品さを演出です。
電話だって、「もしもし~、東どす~」と対応。もちろん、受話器を持つ手も美しく抜かりありません。
女形の二人が恵比寿の路上に出てみた結果……
一通りデスクワークを終えると、今度は恵比寿の街に繰り出しました。先輩である姉御はん(速水さん)と一緒に、女らしい歩き方をマスターします。
まず、手は胸の前へ。横にブランとさせているより、キチンとした印象を与えることができます。さらに足元にも注目すると、片足を少し前にして体を斜めにしています。こうすることで、正面を向いたときより体の面積を減らすことができるそうです。さらに膝も曲げると、儚くしおらしい女性といった雰囲気に。
次は歩き方をチェック。姿勢を正してしっかり前を向くのはもちろんですが、一番のポイントは歩幅。急いでいるとつい大股になりがちですが、1本の線の上をつま先とかかとが交互にくっつけるくらい小さな歩幅で歩くのが理想的。姉御はんにレクチャーしてもらった東編集長は早速トライしていますが、まだぎこちなさが残ります。プロへの道は険しいです!
しかし、突然舞い降りた美人2人に道行く人々はメロメロになってしまったようで、「握手してください!」「キレイだね~」と声をかけられまくり。みな、女子度MAXの2人の色気にノックアウトされてしまったようです。
非日常の体験をした東編集長は、「この高揚感、たまりまへんな~!」と興奮したまま仕事を継続。その日はメイクを取らず、夜までこの格好でいたとかいなかったとか……。
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