【連載】アラサー女子ライターが１日ノーパンで過ごしてみた～東香名子編

＜2015年ヒット記事傑作選＞

「常にあるべきもの」を取り除くと、真新しい発見・体験ができる――現代人にとって、あって当たり前の存在といえば「パンツ」。それを脱ぎ去って生活すると、女子はどうなるのか。

この連載は当サイトが誇る名コラムニストであり、ノーパン生活の祖である菊池美佳子氏に師事、1日ノーパン体験をするという未だかつてない企画です。

まずは装備を完璧にしよう！

「初心者はおうちノーパンから」とよく言われますが、編集長である筆者は女子の手本になるよう、「おうち」などと生ぬるいことは言わず、大都会・新宿に行ってみることにしました。

菊池氏の書によると「ズボンやストッキングは御法度」「不慮の強風に備えてマキシ丈を身につけよ」とのこと。たしかに強風は非常なる恐怖。スカートがめくれ、中身が見えることを想像すると、肝冷やしもいいところです。

しかしながら、あいにくマキシ丈を持ち合わせていない筆者。風でめくれないもの、ちょいタイトめの黒スカートをチョイスしました。さらにトレンチコートを羽織れば、装備は完璧です！

いざドアを開けて、えいっ！と出陣。不安と期待が入り交じったこの感覚は、初めてランドセルを背負った時に似ています。

未体験ゾーンからの、エレガントなモデル歩きを体得

布1枚にも守られていないお尻ちゃん、きっとキンキンに冷えてしまうんだろう……と思っていましたが、そうでもありません。スースー感もなし。この季節のおかげか、それとも、外気に負けぬように必死に自己発電を行っているのか。これには天晴。

なにも纏っていないのは爽快なのですが、まだ不安と隣り合わせ。これは人にバレるのではという強迫観念ではなく、普段さらすことのない部位が外気に触れているという未体験ゾーンからくるもの。ちなみにエロい気分にはならず！と、男性読者の期待をへし折っておきましょう。

そして歩き方が、心なしかモデル歩きに。股を開くのが不安なので、足を閉じながら、右足を左足の前にクロスさせて歩いてモデル気分に。さらに、電車内で座るときは、いつも以上に足をピシッと閉じて。パンチラならぬ、●ンチラは絶対許されるものではありません。

ガニ股を直したい女子は、是非一度ノーパンで外出してみてください。ノーパンでいるだけで内に恥じらいが生まれ、女度が格段にアップします。見た目はさぞかしエレガントでしょう。すごいぞ、ノーパン！

ノーパンの日は、あのサロンへ行こう！

それにしてもお尻ちゃん、初めて見る都会のコンクリート・ジャングルに、さぞかし震え上がっていることでしょう。しかも、せっかく新宿に来たのに、やることがありません。ショッピングを楽しもうにも、試着ができないという社会的制約があるんです。こうして行く当てのない上京娘のように、新宿をとぼとぼと歩く筆者。しかもノーパン。私はいったい何をやっているんだろう……、と自問自答のさなか、雑踏の中にとある看板が見えました。

「よもぎ蒸し」

はっ！ご存じ、よもぎ蒸しです。「よもぎ蒸し」とは、よもぎを煮立たせたイスに全裸で座り、てるてる坊主風のマントをかぶり密閉。子宮から全身でよもぎの蒸気を吸わせるという、韓国伝統の美容エステです。

こうなったら、お尻を徹底的にねぎらうしかない！そう決めた筆者は、同じく初体験となる「よもぎ蒸しサロン」へと進軍していったのです。効果は、尋常じゃないくらいに汗がドバー。デトックス効果＆肌がピン！ぷるん！とハリが出ました。是非試して頂きたい美容法です。お尻も喜びました。

デビューを飾るあなたに、ワンポイントアドバイス

このようにして、私のデビュー戦は無事に終わりました。帰宅してパンツと再会した筆者、思わず抱きしめました。やはり寂しかったのでしょう。愛しくて愛しくて、パンツのありがたみを感じた1日でした。

さて、これから挑戦するであろう方のためにいくつかアドバイス。まずは「ウェットティッシュ」を活用すること。トイレ時において主に活躍し、ノーパニスト・菊池氏も使用しているそう。ちなみに、トイレは「2ステップ」で用が足せる気軽さがハマります。めくってストンの2ステップ。笑いを誘うほどの時短テクを是非体験して。

また、有事に備えて「控えのパンツ」を持ち歩くことをオススメします。これがないのとあるのとでは安心感が段違い。女子たるもの、備えあれば憂いなし。万全の体制で挑んでくださいね。

あなたしか知らない非日常エクスペリエンス。あなたのノーパン体験を応援します！