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焼酎とカロリーの関係は?ビールは太るけど、焼酎は太らないって本当?

A:そのとおりです! 確かに焼酎だけ飲んでいれば、体脂肪は増えません。

でもちょっと待った! 「じゃあ焼酎ならダイエット中でも、いくら飲んでも大丈夫~♪」と思ったら大間違い。

アルコール飲料のカロリーは、糖質・たんぱく質・アルコールのカロリーの合計です。アルコールは1g=7kcalありますが、アルコール自体は体脂肪になりません。

体内に入ると優先的にエネルギーとして使われ、糖質やたんぱく質は後回しになります。

このことから「ビールは太るけど、焼酎は太らない」と言われているようです。というのも、ビールは350ml缶で約140kcalで、糖質約11g、たんぱく質約1gが含まれます。それに比べて焼酎は1合約260kcalで糖質0g、たんぱく質0gです。

つまり、焼酎のカロリーは100%アルコールのカロリーなので体脂肪にはなりません。ビールには糖質やたんぱく質のカロリーがあるため、それが体脂肪になりうる、ということなのです。

でも焼酎をはじめ、多くのアルコール飲料はビタミンやミネラルがほとんど含まれていません。カロリーだけ摂ってビタミンやミネラルが不足するとどうなるでしょうか? 栄養素の代謝がうまくいかず、体調不良や病気につながってしまいます。

そこでアルコールと一緒に栄養豊富なつまみを摂ることが推奨されます。たとえば刺身、サラダ、冷奴、お浸しなどです。

しかしアルコールでカロリー過剰な上、唐揚げや焼き鳥などの高カロリーのつまみを食べると、後回しの糖質・たんぱく質・脂質のカロリーは見事に体脂肪になります!

いずれにせよ、アルコールとつまみの両方を合わせたカロリーコントロールが欠かせないのです。「焼酎は太らない」は確かですが、カロリーをおさえて飲みすぎには十分気をつけましょう!

◆小池先生へのダイエットに関する質問はこちらから (info@sucmedia.co.jp)

小池ゆみえ

管理栄養士、健康運動指導士、日本臨床栄養協会サプリメントアドバイザー、肥満予防健康管理士、JAMアンチエイジングアドバイザー。約10年病院で勤務後、フリーとなる。現在病院・クリニックでの栄養指導や給食管理、企業での健康・栄養相談担当。小池ゆみえの管理栄養士的~なブログ

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