自分時間の過ごし方:頭の中の騒音をシャットアウト!心を落ち着かせる方法
心が落ち着かない、イライラする。現代社会を生き抜く上ではストレスを感じるような場面に遭遇することもありませんか?
しかし実はそのストレス、自分の心が作り上げているものかもしれません。ストレスの原因だと考えられる出来事はあっても、自分次第で常に心を穏やかな状態にしておくことは可能です。
今回はマインドフルネスや仏教、ヨガといったインドの叡智をヒントに、日常生活の中でも心を落ち着かせる方法を紹介いたします。一つでもできそうなことから取り入れて、頭の中の騒音から解放されましょう。
Contents
1.過去や未来を切り離し「今」「ここ」に集中する
日常生活の中で心を落ち着かせるには、過去や未来にわずらわされないことが大事です。
やってしまったことをクヨクヨ悩んだり、まだ起こっていないことをあれこれ心配していては、心がざわついてばかりで地に足がつきません。
過去や未来のことを意識から切り離し、「今」「ここ」に集中するのが心を落ち着かせるカギです。
1日10分程度からでもいいので、瞑想の中で今現在に意識を置く訓練をしていくと、過去や先々に気持ちをわずらわされることが減ります。
瞑想する時間が取れなくても、「今、料理している手」や「歩いている足」など日常生活において今に集中するだけでかなり意識は変わってきます。
2.心に浮かんできたものを、流れるままにまかせる
ふっと嫌なことを思い出して、そのままネガティブな気分に支配されてしまうこともあるかと思います。
しかしそのままでは時間の無駄です。
心を落ち着かせるには、心に浮かんできたものも流れるままにまかせるのが肝心です。
これはマインドフルネス瞑想にも取り入れられている考え方です。
心にネガティブなものが浮かんでも打ち消そうとしたりジャッジしたりするのではなく、そのままスルーします。そのうちに浮かんできたものもどこかへ流れ去っていきます。
3.「そうゆうこともあるよね」いい意味での諦めの境地とは?
「諦める」というと「物事を未練がましく辞める」と言うような、ネガティブな意味として現在は理解されていることと思います。
ですが元々仏教では「明らかにする」の意味でした。物事を明らかに見て、時に「手放す」ことで、心の落ち着きが得られます。
仕事での失敗や、手痛い失恋などにとらわれて心がざわつくこともあるでしょう。
ひとしきり思いを巡らせたら、「これは自分が良い方向へ行くための一つの段階・学びであった」と手放すことが大事です。
過去にしがみつかず、前向きに進むためなら、諦めることもまた必要なステップだといえます。
4.自分の部屋に「祈れる場所」をつくる
実家に仏壇や神棚はあっても、自分の部屋にはない。そんな方が大半ではないかと思います。
20代・30代の独身時代から立派な仏壇や神棚を構える必要はありませんが、自分のスペースに「祈れる場所」があるだけで心の落ち着き具合はかなり変わってきます。
お守りやパワーストーン、大事にしているものを置く場所を兼ねていても構いません。
そこで一日の終わりに「今日も無事に過ごせました」と感謝をしたり、「次のプロジェクトがうまくいきますように」とお願いごとをしたりできると、気持ちの切り替えが上手になります。
その場所は常にきれいに整えておき、瞑想する場所も兼ねて使うのもおすすめです。祈れる空間を持つことで、心が清まり落ち着きます。
5.ゆっくりと深く呼吸する
心が落ち着かないとき、自らを観察してみると呼吸が浅くなっていることが多いのに気づくはずです。よく「深呼吸が大事」といわれますが、ゆっくりと深い呼吸を心がけることで違いが出ます。
まずは焦らず、10秒ほどかけて息を吐ききります。もうこれ以上は出ないというところまで出し切るのがポイント。
その後、鼻から同じく10秒ほどかけてゆっくり息を吸います。これを3、4回繰り返すうちに心が落ち着いてきます。
6.心が落ち着くヨガのポーズ
①ネコのポーズ
ヨガのポーズでも心を落ち着かせることができます。
まずはネコのポーズを紹介いたしましょう。
1.床によつん這いになり、両手両足(膝から上)を床に対し垂直に立てます。
2.息を吐きながら手足はそのままで背中を丸め、おへそを見るようにします。
3.深呼吸を3回しながらその姿勢を30秒キープ。
4.その後、息を吸いながら背中をそらして、目線は天井へ。
5.深呼吸を3回しながらその姿勢を30秒キープします。背中を丸めたポーズとそらしたポーズとを5回ほど繰り返します。
②三角のポーズ
1.足を肩幅より広く開き、右足を外へ90度の角度に向けます。
2.左足はちょっと内側へ向くようにしておきましょう。息を吐きながら体を右に倒して右手で右足をつかみ、左手を高く上げます。目線も上げた手のほうへ。そのまま数秒間ゆっくり呼吸します。
3.手足の左右を逆にしてまた同様に行います。
体が柔らかくないと足を下のほうまでつかむのは難しいですが、無理して体を曲げて足をつかむ必要はありません。体をしっかり伸ばせるポーズでデトックス効果もあり、心も体もスッキリします。
心を落ち着かせれば最高のパフォーマンスが発揮できる
瞑想に呼吸法、ヨガのポーズと、心を落ち着かせる方法をご紹介いたしました。
仕事の合間や家でのリフレッシュタイムなどに気軽に取り入れて、意識しながら心を休ませてあげたいところです。
心を落ち着かせるには、自分を客観的できることが第一歩。「今イライラしてきたな」と気がついたら、それが増大する前に対策を。心を自らコントロールできるようになれば仕事も恋愛も、最高のパフォーマンスが可能になります。
関連記事
世界一幸福な国デンマークで生まれた「ヒュッゲ」という暮らし方