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「一生おひとり様」でいる場合、老後の貯金額はいくら必要?

いつかは、きっと結婚するはず…。なんて思いつつも、定期的に押し寄せてくる「もしかしたら、ずっとこのままかも…」という おひとり様 になる事への不安。

多種多様な生き方がある今では、結婚にとらわれない生き方をする人も大勢います。結婚する幸せ、しない幸せ、両方ありますが、「生涯独身」と決めたときに付きまとうのが、お金の不安です。ぶっちゃけ  貯金額 は幾らあれば安心なんだろう?このまま結婚しなければどれくらいお金が必要なんだろう…?なんて気になる女性も多いのではないでしょうか?

現代の60代女性は「持ち家率」が8割超え

おひとり様

2014年の人口統計資料集によると、生涯未婚率は年々高まっています。1980年は男性の生涯未婚率が2.6%、女性の生涯未婚率は4.4%だったのに比べ、2010年の男性の生涯未婚率は20.1%、女性は10.6%と、男性は10倍、女性は倍以上も増えています。

一方で、今の60代のおひとり様女性は、約8割が「持ち家」です。自分の親の家や、若いころからローンを組んで買った家などあるので、公平に計算することは難しいですが、持ち家があると老後の支出もグッと減りますよね。

おひとり様女性で持ち家の場合(月々の居住費や修繕費、管理費込みで1万2000円ほど)、その他水道代や光熱費、医療費、娯楽費などを合わせると月に15万円ほどの支出になります。

60~90歳までの老後の期間とすると、会社員で40年間厚生年金を払い続けた場合、持ち家なら1,800万円、賃貸なら3,600万円ほどの貯金が必要です。

また、フリーランスや個人事業などで国民年金をおさめている場合はもらえる年金の額が少なくなるので、持ち家なら3,240万円、賃貸なら5,040万円ほど貯金があるのがベスト!なんだかとんでもない額になって、不安が増してしまいますよね…。

老後を おひとり様 でも安心して過ごすためにはどの位 貯金額 が必要?

貯金額

突然こんな額を提示されて「もうだめだ…どうすればいいの…」と途方に暮れてしまいますよね。将来のお金の不安を解消させるためには、ただひとつ。「将来資金」として貯金を積み立てることです。

手取りが25万円の場合は、毎月5万円ほど貯金するのが◎ そうすると、1年で60万円貯められます。10年で600万、20年で1,200万、30年で1.800万と考えれば、計画的に貯めていけますよね。

ほかにもこんな方法があります。

老後も働ける仕組みをつくる

自営業の人は、退職制度がないため老後も働いて収入を得ることができますが、会社員だとそう簡単にはいきません。在職中から退職後のプランを考え、働ける仕組みを作っておくことも大切です。

みなさんのなかにも「40歳くらいまでは会社員として働いて、そのあとは独立しよう」なんて考えている人もいるでしょう。前述したように、自営は自営でもらえる年金額が減ったりと、決して簡単なことではないので、具体的なプランを練っておくのがお勧めです。

不労収入を得る

年金や働く以外にも不労収入を得る仕組みをつくっておくこともひとつの手です。投資信託や株式投資、個人年金など色々あるので、自分に合ったものを選ぶようにしていきましょう。そのためには、30代の今から株や投資についての勉強をし、始めておくのがよさそうです。

地方に移住する

特に都内に暮らしていると生活資金が高く、お金の誘惑も多いもの。比較的物価の安い地方生活を選択するのもひとつの手です。「退職後に移住…」と考え始めるのでは遅いので、退職後に移住を考えるなら今から具体的なプランを立てておくのが◎

また、地方は仕事が少なかったり、電車がないぶん車が必要で車検や駐車場代がかかったり…といった側面もあるので、地方に住めば安泰ということでもありません。

ここまで「おひとり様の貯金額」というテーマでご紹介してきましたが、お金が必要なのは既婚も独身も同じこと。独身の人はお金が自由に使えるからこそ、貯めやすいといったメリットもあります。

「お金の不安」は誰にでも付きまとうもの。ぼんやりとした不安を解消するには、きちんとお金と向き合い、今の自分にできることを始めることが大切です。

 

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小林リズム
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