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経血の臭いが変わる?話題の「月経血カップ」試してみた

巷で話題の月経血カップ。ムーンカップ、ディーバカップなど様々な名称で売っていますが、実際に使ったことがある女性はまだまだ少ないのではないでしょうか。

そもそも、月経血カップって?

月経血カップは生理用品の一種。シリコンで出来たカップで経血を溜めておいて、トイレに行く度に経血だけ捨てて使います。サイズは、ワインなどの試飲販売の際に渡される小さなプラカップより少し大きいくらい。ワイングラスの上だけ切り取ったような形状のものに取り出す際に引っ張る脚の部分がついている形です。容量は20ml~30mlほど。

カップの縁をくるっと丸めて膣内に入れると、中で広がって経血を受け止める造りになっています。半永久的に使えること、地球環境に優しいことなどで話題になっています。

プールや温泉もOK!

膣に直接挿入するタイプの生理用品なので、原理はタンポンと同じ。タンポンを使ったことがない方や膣内に指を挿入することに抵抗がある方、血を見ると気持ち悪くなる方には向いていません。

タンポンに抵抗がなく、生理用品のかぶれや漏れが気になる方、生理中もプールや温泉を楽しみたい方、ナプキンのゴミが出るのがイヤな方などには向いているでしょう。

痛みなし、異物感もなし

トイレの前に手を洗い、キレイな手で月経血カップを取り出して経血を捨て、拭いてまた装着するだけなのでそれほどの手間ではありません。ナプキンを大量に持ち歩かなくても済むのは便利です。流せるタイプのウエットティッシュを持っていると便利です。

違和感を感じない位置を見つけるまでは何度か試しましたが、痛みや異物感は気になりませんでした。

漏れは大丈夫

基本的に装着方法を間違えなければ隙間から漏れるということはほぼなさそう。実際に使ってみて一度だけ漏れてしまったのは、量の多かった2日目。漏れたというよりは「容量を超えて溢れてしまった」というのが正確かもしれません。

メーカーによって容量も違いますし、誤差はあると思いますが、カップに目一杯入るわけではなく、漏れないために安心な許容量はカップの半分くらいなのかもしれません。それ以上多くなると取り出す際に飛散る危険性も増えるので、慣れるまでは早め早めに交換した方が安心だと思います。

経血の臭いが違う?!

生々しい表現になってしまいますが、経血の臭いが全然違います。血は本来鉄臭くなく、空気に触れて酸化することでイヤな臭いになるそうなんですね。

月経血カップが他の生理用品と大きく違うのは、自分の経血を液体として見る機会があることです。他の生理用品で見る自分の血は、「汚物」として見てしまいますが、月経血カップで見る血はその臭いのなさもあってか、汚く感じなかったことが不思議な感覚でした。

職場や外出先で男女兼用のトイレだったり、彼の家でお泊りする際に生理用品のゴミが気になることもあるかと思いますが、ゴミを出さなくてもいい、生理用品を持ち歩かなくていいというのは心理的に楽になると思います。

布ナプキン派で、使用済のナプキンを持ち歩くことに抵抗がある方にも便利かもしれません。

生理のネガティブなイメージが変わるかも

自分の血をまじまじと見るという経験はちょっとしたカルチャーショックでしたが、自分の体の一部として向き合うことができて、生理が楽しくなりそうな印象を受けたのも良かったと思います。なかなかハードルの高い生理用品ではありますが、生理って痛くて汚くてツラいもの。そんな風に思っている方こそ、月経血カップを使うことで生理に対するネガティブなイメージが変わるかもしれませんね!

上岡 史奈

探偵歴11年の元女探偵 500 dollar loan。探偵社が経営する探偵Barの店長も勤め、ソムリエ資格取得後フリーに。 現在は、「ソムリエノート」というサイトの管理人と恋愛カウンセリングや婚活サイトの監修などもマルチに行っている。

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