便秘にも効果が!女性ホルモンに働きかける「ある音楽」とは
クラシック音楽は、聞いているだけで私たちを深くリラックスさせてくれる心地のよいものですよね。
しかし、クラシック音楽がもつリラクゼーション効果はなんと健康や美容にも大きな良い影響を与えてくれるのはご存知でしたでしょうか。
今回はクラシック音楽と美容の深い関係について紹介していきます。
副交感神経の働きを優位にしてくれる
私たちの生活は「活動をする」交感神経と「休息をする」副交感神経が入れ替わりながら支えることによって成り立っています。
しかし最近は夜にも交感神経が働いて不眠になってしまったり、うまくリラックスできずにストレスを溜め込んで体調を崩してしまう人が多いことが問題視されていますよね。
クラシック音楽には「1/fのゆらぎ」という川のせせらぎのようなリズムの周波数が含まれていて、体と脳をリラックスさせ副交感神経を優位にしてくれます。
これは特にモーツァルトの音楽に多く含まれているのが有名です。
副交感神経が優位になると緊張がほぐれ血管もゆるむため、血行がよくなり体の疲れや皮膚のダメージを回復して、シミやくすみの発生を防いでくれます。
また、副交感神経が活発な状態は消化器官の機能を活性化させる効果もあるので、便秘の回復にも効果的。便秘が回復する事により肌のコンディションも良くなっていくでしょう。
左脳を休ませ右脳を活性化させる
普段私たちは言語認識や倫理的思考を司る「左脳」を使う機会が多い傾向にあるため、右脳は休みがち。しかし、右脳と左脳の使用バランスが崩れると脳の老化を早めてしまいます。
クラシック音楽にはイメージや創造性を司る右脳を活性化させる働きがありますので、左脳をうまく休ませてくれます。
また右脳を刺激することは脳全体の作業効率も良くしてくれますので、仕事で疲れた時などの気分転換にもオススメです。
女性ホルモンとの関係も
音楽を聴くと安心感を得られたり、ストレスが緩和されたという経験はありませんか?
この現象は男性よりも女性の方が強く現れることがわかっており、徳島大学の近久幸子教授らの研究チームは「音楽による不安緩和に効果の差が出る一因は女性ホルモンの働きである」との実験結果を発表しています。
この実験は高所の実験装置にマウスを入れて、クラシック音楽を聴かせるというもの。
メスにクラシック音楽を聴かせた所、不安行動の減少が確認されましたが、オスや女性ホルモンの働きを抑えたメスでは効果がなかったことから、「クラシック音楽が女性ホルモンに働きかけ、精神を安定させている」と結論付けたのです。
なので、女性ホルモンバランスが崩れやすい生理前後にクラシック音楽を聴くと、イライラが抑えられたり、ストレスが原因の肌トラブルなどが改善される効果も期待できます。
ストレスはお肌や体の大敵です。生活の中にクラシック音楽をうまく取り入れ、心と体を上手にリラックスさせてあげると美容にも健康にも大変効果的。簡単にできて高価な美容液なども必要ない「クラシック音楽美容法」ぜひお試しくださいね。