働く女性が最も恐れる「乳がん」、4人に1人は検診を受けていない!?
現在、日本人の死亡者数第1位、そして2人に1人ががん。特に女性が注意しなければいけないのが 乳がん です。今では検診技術や治療法が確立され、早期発見すれば治る病気とも言われるようになりますが、まだ他人事のように感じてしまう女性も多いよう。
実際、世の女性達は 乳がん に対してどのような考えを持っているのでしょうか。
女性が恐れるがん第1位は「 乳がん 」、その理由は?
『保険クリニック』では、20歳~60歳の働く女性500人を対象に女性のがんについてアンケートをしました。まず、「がんは怖いと思うか」聞いたところ、97.4%(487人)が怖いと回答。25歳~54歳までの女性は、男性よりもがんにかかる率が高いと言われています。働く女性の多くが気になるのも頷けまる結果と言えるでしょう。
続いて、「女性がかかる『がん』として怖いと思うものは何ですか」という質問では、1位「乳がん」(447人)、2位「子宮頸がん」(350人)、3位「卵巣がん」(309人)という結果に。これらの女性特有のがんに対しては、「女性に多いガンだから」「最近話題になっているから」「身近な人がなったから」という回答理由が多く見られました。特に「乳がん」は、乳房を切除する可能性もあり、女性の象徴とも言える部分を失い恐怖もあるのかもしれません。
では、1、2位の「乳がん」「子宮頸がん」の予防はどのくらいの女性がしているのでしょうか。
4人に1人は「検診を受けていない」
続いて「子宮頸がん、乳がんの検診を受けていますか」と質問をしたところ、「両方とも定期的に受けている」が最も多く28.6%という結果になりました。次に「子宮頸がんだけ定期的に受けている」が 8.4%、「乳がんだけ定期的に受けている」 6.2%、「不定期に受けている」 が31.4%でした。
しかし、25.4%が「受けたことがない」と回答。4人に1人が受けていないということが判明しました。各年代別の受診率を見ると年代ごとに受診率が高くなりますが、30歳代でも約3人に1人が受けていないそうです。産婦人科に行くことにためらいがあったり、つい後回しになってしまったりすると、検査をするきっかけを失っているのかもしれません。
手間とお金がかかっても、これからも元気に働きたい、毎日を楽しみたいと思ったら、受けた方がよいと言えるでしょう。
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