「プロ彼女」ならぬ「プロアラサー女子」を目指すってどうよ?
少し前から、「プロ彼女」という言葉が話題を集めていますが、プロ彼女を目指すのは至難の業!潔く諦めましょう。いっそのこと、「プロ彼女」ではなく「プロ女子」を目指す選択肢は如何でしょうか?
要するに「独身貴族」の女性版
「プロ女子」を既存の言葉で表すなら、「独身貴族」の女性版です。女性ですから、「独身貴婦人」としておきましょう。貴婦人ですから、当然のことながら「お金」は必要不可欠!プロ女子は、貧困であってはならないのです。月収100万とは言いませんが、平均よりも稼いでいることを絶対条件とさせてください。
世間では、既婚女性は勝ち組で、未婚女性を負け組と見なす風潮もありますが、筆者は思うのです。平成の大不況下、平均よりも稼いでいるならば、未婚だからといって「負け」ではないはず。立派なプロ女子なのです。
それなりの財力があれば、独身も決して悪くはないはず。問題は、女一人で生き抜くだけの財力を、どのようにして身に着けるかという点。
究極の二択、選ぶのはどっち?
財力の持ち方ですが、方法は二つあります。まずは、宝くじで高額当選すること。そして、稼げる仕事に就くこと。以上です。「IT寵児など、稼げる男性をゲットする」という選択肢はありえません。なんてったって、目指すは「プロ女子」なのですから。
まずは自分が、宝くじで高額当選を狙うやり方と、稼げる仕事に就くこと、どちらに向いているか考えましょう。「私には不思議な霊力があり、高額当選する番号が霊視できる」という人は、そのやり方でどうぞ。筆者は、そっちのほうは専門外ですから、高額当選ハウツーに関して書くことは控えたいと思います。
「好き」と「得意」は大違い
段々的が絞れてきましたね。「プロ女子を目指すべく、いかにして稼げる女性になるか?」、方法はたった一つです。「自分が得意な仕事に就く」、このひと言に尽きるでしょう。「自分が好きな仕事」と混同しがちですが、「得意な仕事」と「好きな仕事」は似ているようで大違いです。たとえば筆者は、毎朝6キロのジョギングを日課にしていますが、「走ることが大好き」だからといって、マラソン選手を目指しても、成功するわけがないのです。
むろん、世の中には好きなことを仕事にしている人もいますが、それはごく一部。自分が凡人であることを受け入れ、きっちり線引きしましょう。だからと言って、嫌な仕事でも歯を食いしばってやれという話ではなく、自分が得意な事柄なら、「大好き!」とまではいかなくても、「それなりに好き」なはずですよ。
いま現在の仕事で納得できる対価が得られていないのなら、それは得意でない仕事に就いているということになります。筆者も、苦手な事務作業の職に就いていた頃は、ハケンで時給1000円ほど、手取りは月15万程度でした。事務員に向いていないのに、事務員で生計を立てようとしても限度があるのです。
「得意なこと」の見つけ方
「自分の得意なこと」の見つけ方ですが、おそらくほとんどの人は、自分の特技が何なのか、とっくにわかっているはず。周囲の人からちょくちょく褒められる事柄があるとしたら、まさにそれが該当します。「笑顔が魅力的」「挨拶が元気良い」など言われる機会が多いのなら、接客業に向いているでしょう。
どうしても自分の得意な事柄がわからない人は、学生時代の得意教科を思い浮かべてみてください。教科ではなく、実績のあるクラブ活動やサークル活動でもけっこうです。そこに必ず、何らかのヒントが隠されています。「数学が得意だったから数学者に」などの単純な話ではないですが、最初の取っ掛かりはそこです。
プロ女子として生きていく決意が固まれば、色々な物事がラクになります。得意な仕事で稼ぎつつ、結婚に固執しない恋愛を楽しむ……貴婦人のように優雅な日々が待っていますよ。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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