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恐怖!おひとり様の多くが「ビンボー老後」に陥る?【アラサー女子マネー】

女性のおひとり様の割合は30代前半で34・5%、40代前半で17・4%、そして女性の10人に1人が一生涯未婚のまま(10年の調査)。日本全体でおひとり様は増加の一途をたどっています。

しかし老後に備えて貯蓄をしているおひとり様は実に少ないのが現状です。若いうちから準備をしておかないと、おひとり様の多くが「ビンボー老後」に!?

おひとり様の低収入と準備不足は社会問題レベルに!

フィデリティ退職・投資教育研究所が実施した調査によると、おひとり様には「低収入・低貯蓄・準備不足」の人が想像以上に多いことが判明。

調査を行なった同研究所所長の野尻哲史さんは、「早急に対策に着手しないと将来の社会問題となりかねない」と警鐘を鳴らします。

左の調査データ(1)はおひとり様(女性)の収入調査です。

 

すべての年代で年収300万円未満が約4割を占め、おひとり様の収入が増えづらいことを裏付けています。非正規雇用の割合も高く、“羽振りのいい独身貴族”という表現は、大半のおひとり様には当てはまりません。

必要な老後資金は3000万円!なのに40代の3人に1人が貯蓄ゼロ

すべての年代で、公的年金以外に必要な老後資金として必要なのは約3000万円。老後が30年あると仮定すれば、年金以外で年間100万円、つまり月額8万円強。これでも決して贅沢をしようという金額ではありません。

しかし退職後の資金として準備できている平均額を見てみると、30代で425万円、40代で555万円、50代でも938万円。必要資金の3000万円からは大きく不足しています。

さらに40代の内訳を見ると、社会人経験が豊富なはずなのに3人に1人は貯蓄ゼロ。貯蓄があっても100万円未満が約14%。つまり半数が100万円すら準備できていないということに。

年金が万全ではない中、貯金がゼロの人が多いという、かなり不安な実情が浮き彫りになりました。

おひとり様の多くが「貧乏老後」に陥るリスクが

老後を見据えて資産運用に着手している女性は、約20人に1人しかいないというデータも。資産運用をしない理由としては、「まとまった資金がない」「資金が減るのが嫌だ」が圧倒的。

「発想が逆になっている。まとまった資金を作るために積み立て投資が必要だし、資金を減らさないために積み立てなどリスク管理をした運用をすべき」と野尻さん。

今回のデータに危機感を覚えた人も少なくないのでは。たとえ一生独身でもビンボー老後にならないよう、今のうちから備えておくのが重要です。明日は、具体的な貯蓄・運用方法をご紹介します。
>>もっと詳しく おひとり様にも専業主婦にも忍び寄るビンボー老後。生涯お金に困らず暮らすオンナのマネー必勝法!(ザイ・オンライン)

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編集部
編集部

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