社会の荒波の中でたくましく生きるアラサー女子へ!涙活のすすめ
最近、思い切り涙を流したことがありますか?
「涙活(るいかつ)」とは、積極的に涙を流し心のデトックスを図るもの。涙を流すことで副交感神経が刺激され、ストレス解消につながるという話もあり、最近「涙活」に取り組む女性が増えているといいます。
心のもやもや、涙できれいさっぱり!涙活の効果
悲しみや感動、喜び、怒り。さまざまな感情の高ぶりによって、あふれてくる涙。その意外な効果について、専門家なども医学的に述べています。
涙を流すと、ストレスのもととなるホルモン物質も一緒に外へ洗い流されます。
そしてストレスや緊張状態で活発になる交感神経に代わってスイッチが副交感神経に切り替わり、リラックスした状態へ導かれます。
このように涙を流すことは、ストレスのもとを体内から排出する、文字通りの「デトックス効果」があるということになります。
ただし、これらは「感情による涙」で得られる効果。タマネギを切ったときや、乾燥や異物の混入など目に刺激があったときに流す涙には、いくら流しても精神安定の効果は得られません。
感情の高ぶりによって脳から自律神経に命令が下され、自然と流れる涙にこそ、大きな効果があるといいます。
涙活にチャレンジ!まずはアイテム探し
では実際に涙活に取り組んでみましょう。
まずは泣くためのアイテム探しです。涙は喜怒哀楽さまざまな感情によって流れるものですが、喜・怒・楽の感情を、自ら盛り上げて泣くまでに至るのは、正直難しいところ。
悲しさ、せつなさ、感動…そういった感情を盛り上げてくれるアイテムを探しましょう。
本、映画、音楽が一般的。涙活を提唱する「涙活 Official website」では、落語ならぬ「泣語(なくご)」なども実施しています。
しかし、「泣ける」アイテムといっても、どのポイントで泣けるのかは人それぞれ。
おすすめは、自分の体験や境遇と重なる部分のあるアイテム。「共感」は大切なキーワードです。
すばらしい物語でも、共感できないので登場人物の感情がうまく理解できず、いまいち泣けない、なんて場合もありえます。
シチュエーションにこだわって
さて、泣けそうなアイテムを見つけたら、次に環境を整えましょう。どんな鉄板「泣きアイテム」でも、それに触れるときのシチュエーションを間違えれば台無し。
また、きちんと「泣ける環境」を整えていれば、通常よりもさらに感情が極まって、よりたくさんの涙を流せるかもしれません。
環境として、大切なのは、本や映画、音楽に集中して入り込めること。思う存分泣いても周囲が気にならない環境や、1人になれる空間を見つけましょう。
次に、自分がじっくり腰を下ろせる落ち着いた状態にあること。休みの前や何の予定もない休日など。日々のせわしなさからふっと落ち着ける時間を見つけたら、用意してあった泣けるアイテムを手に取ってみてください。
日々がんばる女子にも、時には自分のための涙が必要。ストレス解消、リラックス効果の高まりによってホルモンバランスも整い、美容効果も期待できます。たまには思い切って感情を解き放ってみませんか?