「半沢直樹」に学ぶ食事術!10倍返しの原動力7つの食事の秘密
TBSドラマ「半沢直樹」は毎週高視聴率を上げているドラマ。その中で今話題になっているのが妻の花(上戸彩)が作る食事。和食中心で野菜やネギなどの薬味もたっぷり使っています。
半沢直樹があの激務の中、追い込まれていくストレスを乗り越えられているのは、食事に秘密があるのかもしれません。
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半沢直樹を癒すメニューの構成とは
そこで食事の特徴をさぐって行きましょう。
銀行で戦っている半沢にとっては力が必要、ということで、半沢直樹のメニューは監督自ら指定されているそうです。台本にも、ちゃんと献立が書いてあります。さすが食事にこだわる監督だけあって、栄養のバランスは最高です。
・小松菜かほうれんそうのお浸し
・酢の物
・ネギが沢山乗っている初ガツオのたたき
・しおだけで食べるご飯は雑穀米
・お吸い物
(TBSドラマ「半沢直樹」公式サイトより)
半沢直樹10倍返しの原動力7つの食事の秘密
1ねぎなどの薬味が多い
薬味に使う青いねぎにはビタミンCが多くふくまれています。イライラ、ストレス解消に必要です。ビタミンAは皮膚や粘膜を保護し風邪の予防効果があります。アリシンという匂い成分は腸内のビタミンB1を効率よく取り込むのでエネルギーの代謝が活発になり、疲労回復効果があります。
2魚が多い
今回はかつおですが、魚が多い。かつおはたんぱく質が豊富です。貧血の予防になるビタミンB12が含まれ、かつおの脂質のDHAは脳細胞を活発にし、E
Aは血管をしなやかにして血液サラサラ効果があります。糖質や脂質の代謝に欠かせないビタミンB郡も含まれています。
3野菜が多い
お浸しだけでなく、汁ものにも野菜が入っていますし、献立にはありませんが、撮影されたものにはぬか漬けのようなものもついています。酢の物にも野菜を使っていますし、野菜をたくさん食べるように工夫されています。野菜はビタミン、ミネラルが豊富で食物繊維も多くとれるので、生活習慣病予防します。免疫力、抗酸化力もアップするので病気にかかりにくい体になります。
4おひたしに鰹節をたっぷりかける
かつおぶしのうまみはイノシン酸です。イノシン酸により新しい細胞を作ることを助けます。疲労回復効果があり集中力がアップするといわれています。
5雑穀米を食べる
雑穀からマグネシウムなどミネラルを取ることができます。カルシウムとマグネシウムは不足するとイライラの元になるといわれています。しっかり摂取していますね。
6緑の野菜をタップリとる
小松菜のお浸しならカルシウムが取れます。カルシウムはイライラだけでなく不眠の改善効果が期待できます。ビタミンA、Cも含まれています。鉄分は貧血を改善します。
7酢の物
お酢には食欲増進、カルシウムの吸収促進の効果の他に、内臓脂肪に働きかけ、血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
<h2半沢直樹の食べている料理は、脂肪燃焼効果、血液サラサラ効果のある成分がたくさん含まれている食材を使っています。イライラを解消して頭のはたらきをよくし、疲労回復させて風邪を予防してくれるでしょう。しかもカロリーが低く、高タンパク質で栄養バランスもよい。量もしっかりとあるので満足感がある。全くすばらしい食事ですね。
半沢直樹が極度のストレスと激務を耐え、的確な判断ができるのは毎日の食事のおかげではないでしょうか。10倍返しの影の功労者ですね。
最後に妻との愛情のこもった食卓での会話。これが最高のスパイスです。どんなに仕事でつらいことがあっても、戦える原動力になるのでしょう。
「食べ痩せダイエット」の第一人者。「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで広く自己管理ができるダイエットを指導。
栄養士、肥満予防健康管理士上級講師、ダイエットアドバイザー、美肌マイスターとして多くのセミナー、講座を各地で行う。ダイエット食品・サプリメント開発のアドバイザーとしても活躍。「週刊文春」等雑誌・ラジオなどメディア出演、連載多数。株式会社アリオール代表。