腰痛、むくみ、頻尿・・・「子宮筋腫」が原因かも!?~ヒロミの婦人科体験記
アラサーを過ぎると増えてくる子宮の病気。あなた自身が経験したり、友だちや知り合いで増えてきたと実感し、気をつけたいと感じている人も多いはず。
今回お送りするのは「子宮筋腫」と診断されたライター・ヒロミのリアルな体験記。みなさん、婦人科検診行っていますか?
子宮筋腫が見つかった! きっかけは意外な症状から
今まで生理の周期がずれた事も、激しい生理痛に悩まされたこともなかったので、婦人科検診を怠ること五年。ある朝下腹部に薄い痛みを感じました。膀胱炎だと勝手に解釈し、かかりつけの内科を受診。
尿検査で異常は出なかったものの、念のためと抗生物質を出されました。その帰り道、近所に新設のレディースクリニックを発見。清潔そうな外観と、下腹部の違和感と、なぜか今行くべきだという勘に導かれ、ふと入ってみました。
口頭質問の後、特別診察室に移動してエコーでの内診。自分の子宮内部が映し出される白黒のモニターを見ると、黒い二つの塊が……。そう、実は膀胱炎ではなく、肥大した筋腫が重く垂れ下がり、膀胱を圧迫していたのです。
定期検診の大切さを身を持って知る
診察室に戻り先生に話を聞くと「野球ボールぐらいのものが二つ、ほかにも幾つかあるかもしれない」とのこと。筋腫があったこと、それもかなりの大きさになっているということに大ショック!
その上、今まで検診をしてこなかったので、「これが急速に大きくなったのか、それとも昔からあってゆっくりと成長してきたのかが判断できない」と言われてしまい、今まで検診を怠っていたことを深く後悔しました。
女性の四人に一人は筋腫を持っている
青ざめている私に先生は笑顔で、「大丈夫、命に別状はないし、今20代以上の女性の三人から四人に一人は持っているから」といってくれました。
実際、激しい出血や痛みなどで筋腫が発覚するケースもあれば、私のように全く気づかないまま閉経まで行ってしまう人もいるようです(閉経すると筋腫は小さくなる)。
たとえ自覚症状がなくても検診には行きましょう!
今回は自己判断で膀胱炎と間違えましたが、他にも腫瘍が様々な臓器を圧迫することによって、思いがけない症状を引き起こすことがあるそうです。
私は先生に「腰痛はないですか?」と聞かれ、「昔から定期的に腰痛になります」と答えたところ、「腫瘍が背中の方に張り出しているので、背骨の神経を圧迫している」とのこと。いくらマッサージに行ってもすぐ腰痛がぶり返すわけです……。
子宮の病気、私は大丈夫と思っているあなた。別な症状が婦人科系によるものかもしれませんよ。面倒くさがらず、定期検診に行ってくださいね!