アンチエイジングの鉄板!カテキンで「錆びないからだ」になる
13時間目:アンチエイジングの鉄板!カテキンで「錆びないからだ」になる
カテキンって何?
カテキンはお茶の苦み成分です。お茶の葉には10~20%のカテキンが入っています。
緑茶やほうじ茶、紅茶、ウーロン茶にも含まれます。カテキンは8種類もあり、その中の「ガレート型カテキン」に脂肪燃焼効果があります。
カテキンを摂取すると、唾液や膵液に含まれる消化酵素の働きが抑えられるので、消化に時間がかかります。結果として血糖値の上昇が抑えられますので、脂肪もつきにくくなります。
カテキンの何がいいの?
カテキンには強い抗酸化作用があります。
私たちの体の脂質は、酸素と結び付くと「過酸化脂質」という有害な物質に変わります。「からだが錆びる」という表現をよく使いますが、この「過酸化脂質」が体を老化させ、病気のもとにもなるのです。
カテキンはこの酸化を防いでくれます。つまり、アンチエイジングのために良いということです。
動脈硬化を防ぎ、コレステロール値も下げ、血糖値の上昇も防ぐので生活習慣病の予防効果があります。
殺菌作用もありますので、風邪やインフルエンザの季節はお茶でうがいをするのもいいですね。虫歯、口臭も防ぐ効果も認められています。
お茶ならなんでもいいの?
それでは、緑茶であればどんなものでもアンチエイジングのためによいのでしょうか?
いえいえ。一口にお茶と言っても、やはりそれぞれに特徴があります。ここで身近にあって飲みやすいペットボトルのお茶についてご紹介したいと思います。
(国内産の茶葉や抽出法にこだわっている)
・生茶(キリンビバレッジ)
・綾鷹(コカコーラカスタマーマーケティング)
・伊右衛門(サントリーフーズ)
※カテキンの量は表示してありませんが含まれています。
◇美味しく飲みたいけどカテキンの量が知りたい方は
・お~い お茶(伊藤園)
カテキン36㎎
※国産茶葉使用
◇脂肪を燃焼させるために飲みたい
・ヘルシア緑茶(花王)
カテキン540㎎
※特定保健用食品
・お~いお茶濃い味(伊藤園)
カテキン400㎎
~美魔女のささやき~
カテキンが体に良い働きはあることはわかりましたが、それでは一日にどれくらい摂ればよいのでしょうか?
健康ためということであれば、食後に飲むくらいで十分です。でも脂肪燃焼効果を期待するのであれば、カテキンを一日500~600mg とる必要があります。「ヘルシア」のようなお茶を、食事と一緒に飲むことがお勧めです。
「ヘルシア」は特定保健用食品といって、人間に対して一定の脂肪燃焼効果があると国が認めたものです。「ヘルシア」には、苦みをまろやかにするために環状オリゴ糖が含まれていますので、摂り過ぎるとお腹がゆるくなってしまいます。カフェインは一本で80㎎と多め。一日当たりの摂取目安量も一本です。
ただ薬ではありませんから、これさえ飲んでいれば痩せるというわけではありませんし、カフェインの多さも気になります。
カフェインは利尿作用があり、中枢神経系を刺激して興奮させますので、眠れなくなることもあります。寝る前に飲むのは控えたほうがいいですね。毎食飲むこともお薦めできません。一日一本という摂取量を守ってください。
楽しくお茶を選んで、カテキンの脂肪燃焼パワー、アンチエイジングパワーを上手に使いこなしましょう!
「食べ痩せダイエット」の第一人者。「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで広く自己管理ができるダイエットを指導。
栄養士、肥満予防健康管理士上級講師、ダイエットアドバイザー、美肌マイスターとして多くのセミナー、講座を各地で行う。ダイエット食品・サプリメント開発のアドバイザーとしても活躍。「週刊文春」等雑誌・ラジオなどメディア出演、連載多数。株式会社アリオール代表。