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おしゃれカレーレシピで手軽に「ウコン」を摂取しよう!

10時間目:「ウコンの力!」って、実際はどんなもの?

「ウコン」って何?

ウコンはインドや中国では古くから黄疸に効果があるとして、また日本でも江戸中期頃から胃腸や肝臓の薬として使われてきました。

世界で50種以上のウコンが確認されているなか、日本では代表的なものに秋ウコン、春ウコン、紫ウコン、白ウコンがあり、高温多湿を好むため沖縄などで栽培されています。

私たちが良く目にするものは秋ウコンを使ったものが多く、この秋ウコンに多く含まれる黄色い色素の成分をクルクミンといいます。一般的にウコンというのは、この秋ウコンのクルクミンことです。

「ウコン」が含まれる食品と食べ方

ウコンのクルクミンが摂取できるのは、スパイスのターメリック、カレー粉等です。

ウコンが美味しく摂れるお料理として、カレールーを使ったカレーライスは簡単です。これをちょっとおしゃれにアレンジしましょう。

1、鶏肉だけでカレーを作ります。野菜は別のお鍋でコンソメを入れて煮ます。人参、じゃがいも、さっと火を通したカラーピーマン、スナップエンドウなど何でもかまいません。

2、ご飯は一合を炊飯器にセットします。ターメリック大匙1、オリーブオイル大匙1を入れ、軽く塩コショウしてから炊飯します。するときれいなイエローのターメリックライスが出来上がります。

3、ターメリックライスを小さ目のコップにつめて、形をプリンのようにしてお皿に盛りつけます。そのまわりにカレーをかけ、ゆでた野菜を彩りよく盛り付けます。

ウコンが摂取できて、バランスも良い一皿のできあがり。彼が来たときのおもてなしにぴったりの、ただのカレーをおしゃれに変身させるレシピです。

他にも、野菜の上にカレーパウダーをかけて蒸したり、魚や肉にカレーパウダーやターメリックをかけてソテーするのもオススメ。また、カレーにきな粉を入れると効率良くクルクミンを摂取できます。消化不良にも脳にもよさそうですね。

~美魔女のささやき~

食用だけでなく、食品や衣類の着色にも使われているウコン。夏に美しい花を咲かせる秋ウコンはショウガ科の多年草で、見た目は黄色い生姜のような形をしています。

消化不良に対しては効果があります。ドイツでは秋ウコンの消化機能不全への使用を認めているくらいです。また、順天堂大学の白澤先生によるとインドはアメリカの4/1しか認知症の患者さんがいないということです。

しかし沢山の量や長期に摂ることは消化管障害を起こすことが分かっていますし、秋ウコン(クルクミン)は胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の方は摂取することはできません。ほぼ安全とされているサプリメントですが、肝機能や二日酔いに効果があるというデータも確立されていませんし、肝機能障害や皮膚炎を起こす例も報告されています。

妊娠中の摂取の安全性も確立されていません。サプリメントを過剰に摂取したり、長期間摂取することは今のところお薦めできません。

通常の食事に含まれる量であれば、安心して摂取することができます。カレーは日本人の生活に根付いていますから、食事で安全にウコンの効能を活かせるという事ですね。

岡野ユミ

「食べ痩せダイエット」の第一人者。「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで広く自己管理ができるダイエットを指導。
栄養士、肥満予防健康管理士上級講師、ダイエットアドバイザー、美肌マイスターとして多くのセミナー、講座を各地で行う。ダイエット食品・サプリメント開発のアドバイザーとしても活躍。「週刊文春」等雑誌・ラジオなどメディア出演、連載多数。株式会社アリオール代表

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