ベストセラー『伝え方が9割』著者に聞く!恋愛力をアップさせる「伝え方」とは?

好きな彼を誘いたいとき、あなたならどんなコトバで誘いますか?
「ごはん食べに行かない?」「映画観に行かない?」「今度遊ばない?」あたりではないでしょうか。
これらはすべて、本心をむき出しにしたコトバで、「NO」と断られる可能性も少なくありません。
しかし「コトバ次第で結果を変えることができる」と話すのが、コピーライターの佐々木圭一さん。恋愛力をアップさせる「伝え方」について教えていただきました。
もともとコミュニケーションがうまかったわけではない?
理系の大学院から大手広告代理店へ入社し、適正テストの結果、コピーライターに配属された佐々木さん。 順風満帆に社会人生活がスタートしたかのように見えましたがーー。
「『コピーライター』と刷られた名刺をもらったときには、胸がじわっとなるくらい感動したのを覚えています。 でも、その幸せは長くは続かず、入社後3年ほどは暗黒の時期を過ごしていました」
もともとコトバで何かを伝えることが苦手なタイプ。文章を書くことも不得意で、さらに漢字も苦手だったため、なかなか思うようなコピーが書けません。
書いても書いても、ボツになった紙が溜まり続けるだけで、上司からは「君は最も環境に悪いコピーライターだ」とまで言われる始末。
食べることに安らぎを求め、体重が1年で10kgも増えて二重あごになるくらいだったと当時を振り返ります。
そんな状況のなかでも、コピーを書けるようになりたいと奮闘した佐々木さんは、素晴らしいコトバがたくさん掲載された詩集や書籍、コピー集を読みあさり、心を打たれたコトバを書き写すようになりました。
「ノー」を「イエス」に変える切り口とは?
膨大なコトバを書き写し続けるうちに、佐々木さんはある事実に気付いて、衝撃を受けます。
「構造の似ているコトバがいくつかあることに気付きました。最初は偶然かなと思ったのですが、膨大な量のコトバにふれるにつれて、人の心を動かすコトバには法則があると確信したんです」
それ以来、佐々木さんの人生は大きく変わっていきます。人の心を揺さぶるコピーがスラスラと書けるようになり、国内外の広告賞を次々と受賞するようにもなりました。さらに、作詞家としてのオファーまで舞い込むまでに。
そんな佐々木さんが発見したコトバの法則は、日常生活でも使えるものばかり。
著書に書かれている「ノー」を「イエス」に変える技術について学んでみましょう。その際に必要なステップは3つあります。
ステップ2:相手の頭の中を想像する
ステップ3:相手のメリットと一致するお願いをつくる
冒頭のデートのお誘い例は、ステップ1で止まっている状態。だから断られてしまうのです。では、どんな誘いをすればいいのでしょうか。
佐々木さんが提案する、「ノーをイエスに変える7つの切り口」をいくつか見てみましょう。
2:嫌いなこと回避
3:選択の自由
(以下、7まで続く)
たとえば切り口1で進めてみましょう。パスタが好きな男性である場合、「デートしてください」ではなく「驚くほど美味しいパスタはどう?」と、相手の好きなことを提示してみるのです。
切り口3でも同様にやってみると「驚くほど美味しいパスタの店と、石窯フォカッチャの店どちらがいい?」と、相手に選択権を与えてみるのです。このテクニックは会社でのプレゼン時などでも使えそう。
究極のお願い「結婚して!」を何と言う?
最後に「実践編」をお届けします。アラサー女子が恋人に対して言ってしまいがちな「結婚して!」という攻めのコトバについて、アレンジできないものかと佐々木さんに相談しました。
一緒に考えていただいた結果、こんなコトバが生まれました。
「あなたは好きなことをしてていいから、これからも一緒にいよう」
「(あなたと)一緒なら人生を楽しめると思うの」
上は「相手の好きなこと」切り口から作ったコトバ、下は「チームワーク化」切り口から作ったコトバです。男性は縛られたくない生き物ですし、彼の心の中を読み取る努力も必要です。
ちなみに筆者が考えたコトバ、「他の彼とは結婚しようと思ったことがない(けど、あなたとは結婚してもいいと思った)」は、佐々木さんから100点満点をいただきました!
プロポーズされたい女子はぜひ使ってみてください。
先日『伝え方が9割』 を出版した佐々木さん。「この本には『相手のことを考えて伝えよう』という裏メッセージを込めています。そうすれば伝える側、伝えられる側、お互いにハッピーになれるはずです」と佐々木さん。
読むと目の前の相手のことを考えられるようになったり、これまで教わったことのないコトバの勉強となる1冊です。
フリーランスの企画ライター。86年生まれ。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。主な執筆ジャンルは、恋愛、Web、ガジェット、新しいモノ、働き方、イケメンなど。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。ブログ『Sonoko Blog』やTwitterでも発信中!
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