「コラーゲン」だけでは効果ナシって本当？

1時間目：お肌にイイって本当？「コラーゲン」の秘密

「コラーゲン」って何？

コラーゲンとは、体の関節の軟骨、皮膚の主成分となる繊維状のタンパク質のこと。体内で細胞同士を結び付ける重要な役割を果たし、体の構成するタンパク質の3分の1を占めています。

すべてのタンパク質は体内でアミノ酸に分解され、また再合成されて体の内臓、血管や皮膚、爪、髪の毛などのあらゆる組織を作ります。コラーゲンは年齢をともに減少し、皮膚のしわが増える原因の一つになります。

「コラーゲン」が含まれる食品

牛、豚の軟骨・皮、鶏、さかなの鱗、スッポン等

「コラーゲン」の上手な摂り方

コラーゲンは食事で摂ることが可能です。
具体的には、鶏の手羽、鶏がらスープ、牛すじ、ふかひれ、豚足、魚の煮こごりなど。

手軽にとれるのは、鶏の手羽と野菜の煮込みスープです。コラーゲンはもちろん、鶏のたんぱく質、野菜からビタミン類が摂れます。まとめて作って冷凍しておくと便利ですね。

また、おやつにゼラチンを使ったゼリー、居酒屋で砂肝、牛筋の煮込み、豚足、煮魚などのおつまみを食べるのもいいですね。コラーゲンを体で作る上でビタミンＣは欠かせません。ビタミンＣを多く含む野菜やくだものも一緒に食べるのがポイントです。

~美魔女のささやき~

コラーゲンを一日に大量にとれば、肌はモチモチでつやつや、体も若返るのか、と言うとそうではありません。コラーゲンだけを取っていても意味はないのです。十分に食事で栄養をとった上で、コラーゲンが含まれた食品とビタミンＣを一緒に取ることが大切ですね。

実はコラーゲンは、理論的にまだはっきりしていない物質。コラーゲンの中には体内のコラーゲン再合成を促進する物質が含まれていると言われています。コラーゲンを摂ることで、体内のコラーゲンの材料を摂取していることになるのでは？　という研究者もいます。

とはいえ「コラーゲン」という文字をみるとワクワクしてつい買ってしまいまう･･･そんな魅惑の物質ですね。