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新たなアラサー女子の遊び場!?生まれ変わり続ける新宿ゴールデン街

かつてのゴールデン街は、こんなイメージだ。3坪ほどのバーでジャーナリスト、作家など文化人が酔いながら激論を闘わす。さらに、一見様お断りで、市民は気になるけど行けないし、入れもしない。だが、今は違う。市民が楽しめる斬新奇抜なお店が現れ、”古くて新しい飲み屋街”になったのだ。今夜は、中近東な『ラウンジバー・クリシュナ』に行ってみた。

こんな間近で…美人に腰を振られたことはありません

友人2人で、火曜の20時半に入店すると、すでに満席だった。

10人ほどが腰掛けられるカウンターの横のスペースには、絨毯がひかれた座敷と、ソファー。

師走の外は寒いからと、奥からイスを出してくれた。 通路で酒を飲むのもなんだが不思議だが、ここまで来たら帰りません。店員さんイケメン。

お酒のメニューは豊富で100種類以上。アジアや中近東の珍しいビールもある。21時になり、毎週火曜にあるというベリーダンスのショーが始まった。

舞台はないため、唐突に空いた場所で、ダンサーがおもむろに舞い始める。

真っ赤な壁に囲まれた薄暗い店内に、ぼーっと浮かぶ妖艶な美人。 お酒も程良くまわってきて、夢見心地。狭い新宿で悠久のアラビアンナイトを想う。

飲んだからには絡まなきゃ楽しくないでしょ

ショーが終わり、空いてきたため、座敷に移動。 お客さんは、男女グループ、カップル、男性二人組、女性二人組の順に多い。 BGMは程良い音量で、他人の会話は聴こえにくい。

男女グループの一人の女性は、キス魔と化す。友人達は逃げ回り、、野獣の様な騒ぎ声をあげる。

かと思えば、隣のカップルは、泥酔する男性の横で、女性が一人寂しそうにお酒をすすっている。

なんだろう、この温度差は…と、チラ見していると、彼女は相当酔っていたらしく、私達に彼氏の愚痴を話し始めた。

話すごとに彼女のボルテージは上がり、「男の癖に地図が読めなくて」バンッ!「優柔不断で店も決められなくて」バンッ!

彼氏の体を叩く力も段々と強くなる。痛さに飛び起きた彼氏は、彼女につねられながら夜の街へ消えて行った…。

いつまでもお幸せに!

再び店内が混み、男性グループが入店したので、他の席に移動すると、奢ってくれた。

そこから話していると、”街からも時代からも切り離された狭いゴールデン街だからこそ味わえる楽しさがあるのかも”という話に。

古臭い飲み屋街だが、そこへ入れば、びっくり箱のような新しさがある。それは、他のどの街にもない異空間だ。

それに、男性が女性に話しかけるのはまだしも、女性が女性に話しかけるのって、都会のすましたバーだと難しい。

火・木はタロットの占い師さんがウロウロしてます

タロット占いをやりたがっていた友人。引っ張りだこの占い師さんをやっとの思いで捕まえた。 気になる彼との関係をぴしゃりと当てられ、こわばる友人をよそに、犬がすまし顔で通りすぎ…。

唖然とする私達に、「このお店はワンちゃんOKなんですよ」と占い師さん。 何でもアリだな、このお店。

“一日あれば何だって出来る”ここにいるとなぜか根拠のない自信に満ちてくる。 ちなみに、一回1500円のところ、「時間が短かったから」と1000円にまけてくれた。

女性でも気軽に楽しめる個性的なお店が立ち並ぶ

この『クリシュナ』はお洒落な内装なのに気取らずアットホームだが、シャンソン歌手の方が経営する『ソワレ』では、お昼にランチが頂ける。

まだ夜のゴールデン街は怖い…という方は、古ぼけた看板に飛び乗る野良猫を横目に、昼のゴールデン街を散歩してみるのもおススメだ。

まずは、気軽にランチから。今、ゴールデン街の社会の窓は、女子に大全開らしい。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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