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続・実家女子はワケあり物件!?30代実家女子の10年後はこうなる!?

前回お届けした「34歳実家女子はワケあり物件?キレイめ女子・N子が売れ残る理由とは?」について、筆者の友人や知人から多くの反響をもらいました。「このまま年を取ったらどうなるの?」「実家女子の未来って恐ろしい」など。そこで今回は筆者の知人である40代実家女子K美さんに普段の生活を元に、30代実家女子の10年後の未来予測をしたいと思います。

実家女子暦20年。会社と家との往復の日々は、痛みのない平和な生活?

東京都山手線の内側に本社がある大手食品メーカーの事務員として働くK美さん45歳は、実家女子暦20年のベテラン。

シミがすこし目立つものの、同じ40代の女性と比べてお肌もキレイ、ロングヘアに白いシャツが似合う素敵なお姉さまです。

そんな彼女、ここ数年婚活もお見合いもせず実家と会社の往復を繰り返しています。

「18時半には帰宅。実家で母が作ってくれた夕食を食べて、猫の相手をして22時には寝る」という生活は何も考えず、苦痛を感じない日々なのだと乾いた笑顔でK美さんは教えてくれました。

(実家女子にはまた猫が登場!これは実家女子の法則なのでしょうか?!)

K美さんの睡眠時間はなんと約10時間!この超規則的な生活のおかげで30代の頃よりもK美さんのお肌はどんどんキレイになっていく一方、婚活もお見合いもしない生活はどんどんシンプルになっていきます。

30代の頃はいつ結婚して家を出るのか両親も心配でしたが、K美さんが40を過ぎてからは「この子が頼れるのは私たちしかいない」という強い愛情が芽生えました。

本来は良い人と出会って生まれたK美さんの子を可愛がるところ、今となってはK美さんは猫に、両親はK美さんに、それぞれ愛情を注ぐ代わりを見つけてしまったのです……。

K美さんの人生の落とし穴は、妻子持ち男性との出会いからだった……

そもそも、K美さんが自分の人生にふたをしてしまったのは、ある男性との出会いがきっかけでした。当時33歳のK美さんは部署内の上司とデートを数回重ねて、恋愛関係になりました。

K美さんとは10歳離れていた上司の彼。お互いすぐ結婚してもおかしくない年齢ですが、それは無理な話でした。なぜなら、彼には当時から妻子がいたから……。

不倫に抵抗がないわけではなく、会うたびごとにささやく「妻と別れる」という言葉をすべて信じてはいませんでしたが、売り手市場でなくなりつつある30代、狭い選択肢から妥協して選ぶ結婚よりも、K美さんは好みのタイプで、恋愛テクニックのある既婚男性を選んでしまいました。

気が付けばそこから5年の歳月。K美さんに最も酷な通知がやってきました。「ごめん、離婚できない」というお決まりの言葉を言い渡され、上司は早々に転職をしてK美さんのもとを去ったのです。

その時、K美さんは38歳。失意のうちに会社を見渡すと……

同年代の友人は子供の子育てで必死。相談したくても話せない寂しさ

K美さんは失意のうちに会社を見渡すと、女性はもちろん独身の男性社員はほとんどK美さんより一回りも年下という環境。

同じ30代の男性は全員既婚。20代社員の男の子はフレッシュ過ぎてまぶしいだけ……。ようやく正気になったK美さんですがもう手遅れ。

焦ったK美さんでしたが40代目前のお見合いでは好みの男性に出会えることは少なく(ほとんどワケありな40代男性)、相談できる友人はとっくの昔に結婚退職して子育てに大奮闘(我が子のベストスマイルを入れた年賀状作りにお熱)。

仕事一筋のキャリアウーマンを決め込みたくても元上司との恋愛に明けくれ、キャリアを何も積んでいないK美さん。

資格取得のための資金も彼との交際費で十分にはありません。事務職のスキルしかない彼女には転職もままならず、結局は「会社=生活費を稼ぐところ」と割り切るように働くしかなかったのです。

友人もいない、彼氏もいない。誰にも打ち明けられない悩みがたまったK美さんの心にはどんどん後悔がつもっていき、彼女を孤独にさせていきました。

そのK美さんが頼れるところといえば、両親と猫が待つ実家しかなかったのです。

後悔しない30代を送るためには、人生の定期的なセルフチェックを!

生活費の心配ナシ、あたたかな食事と可愛い猫がいる実家女子の生活は、今は居心地バツグンの場所かもしれませんが、その先の未来のひとつである40代実家女子・K美さんの生活を見ていると、選択と時間の大切さを身にしみて感じます。

年齢やキャリア、資産……など、人のさまざまな価値は時間によって大きく変化するもの。人は食べ物と一緒で、どんなに新鮮なものでも放っておくとあっというまに腐ってしまうのです。

「かさかさしてちょっと酸っぱい匂いがする」といった賞味期限切れの人生にならないためには、定期的なチェックが必要。

「なりたい自分に近づいているか」、「それまでには何をすれば良いか」など、自分の人生のイメージを明確にして、セルフチェックをしましょう。

最近22時にどうしようもなく眠気が襲ってきたら、それは美肌への道か、40代実家女子に続く悪夢の警告か……。

40代実家女子・K美さんは、普段お肌のお手入れに余念がなくアンチエイジングにかなり気をつけているようですが、人生のエイジングだけは誰にも止めることができません。

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編集部
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