ココが変だよ女性陣!~ニューハーフひかりの大声で叫びたい独り言~
女性を研究する日々の中で驚く行動を取る女性陣に遭遇することがある。中には見るに耐えかねる場面もある。今回はそんな場面を取り上げてみた。
『鉄壁の女』
運動神経が悪くない私でも、人にぶつかってしまうことがある。
つい最近も、街を歩いていて人にぶつかってしまった。
ぶつかる相手は、たいてい女性だ。
彼女は携帯画面に夢中になりながら、私の少し前を歩いていた。
先を急ぐので彼女を抜いてしまおうと足早になったとたんに、彼女は急に立ち止まり、私は体当たりしてしまった。
「ごめんなさい」と言った私に、彼女が返した言葉は「どこ見て歩いてんのよ!」
私の体当たりを受けても、彼女は平気な顔だった。まさに鉄壁!
「どこって、前見て歩いているのよ!急に立ち止まったあなたも謝りなさいよねぇ~」
『耐震性が自慢の女』
電車の中で、誰が見ていてもそ知らぬ顔でせっせと化粧をしている女性を見かける。
10代や20代に限らず、30代の女性も多いのには驚きである。
電車がカーブにさしかかったとき、衝撃の瞬間がやってきた。
私たちは揺れているのに、彼女はまったく揺れることなく、しかも実に綺麗にアイラインを引いているのだ。
でも彼女の能力はアイラインに留まらず、ブレーキのときにはビューラーをグイっと。
カーブが来ても、ブレーキがかかっても揺れない彼女。まさに恐るべし!
耐震性が自慢なのもいいが、見ている私の方が、頭がクラクラして酔ってしまう。
「ぬ、抜けちゃうよ、姉ちゃん!」
『切捨て御免!睨みつける女』
あなたは人と目が合ったとき、どうしていますか?
私は外国人から、「私はあなたの敵ではない」というマナー的”しぐさ”を教わり実践している。目が合ったら軽く微笑んで、目で”ハロー”である。
この”しぐさ”はあなたも真似していいのではないだろうか?男性が勘違いしてしまう恐れも多少はあるが……
そんなある日、町で女性とすれ違ったときに事件は起きた。目が合ったので、私は軽く微笑んで通り過ぎようとしたのだが、返ってきたのは強烈な睨みだった。
私を切り捨てたまま、彼女はスタスタと行ってしまった。社会と戦う女性は戦士のように言われるけど、とりあえず私は敵じゃないと思うのだ。
「いったい、私が何をしたのぉ~?」
と心の中でつぶやいてみる。
『井戸端会議をする女』
10分でも20分でも立ち話ができるほど、女性はお話しが好きである。男性の場合、数分も続きそうなら喫茶店を選ぶところだ。
女性の交流の場は公園や玄関先に限らず、道の真ん中であったりお手洗いであったり、電車や病院といった場所も井戸端になる。
顔見知りの人を見つけると、ちょっとした挨拶から話はどんどん膨らんでいく。先日も電車に乗っていて困ったことがあった。
私の隣に座っていた女性。次ぎの駅から乗車してきた女性と顔見知りらしく、会議が始まったのだ。
久しぶりに会った嬉しさもあってか、結構な声量になっている。他は静かに降りる駅を待っている中、ここだけ別世界である。
井戸がなくなった今でも、至るところが会議の場に早変わりする。
「アナウンスが聞えないんですぅ~」