女性の給料はまだ低い!周りはいくらもらってるの?
友だち同士でもあまり聞けないお給料のこと。 平均してどれくらいもらっているのでしょう。 厚生労働省が行った「平成20年賃金構造基本統計調査」からご紹介。
女性の平均収入はまだまだ低い!将来に備えて準備をしよう
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出典:平成20年賃金構造基本統計調査
上記の表は過去3年間の男女の平均月収推移である。平成20年の女性の平均月収は22万6100円で、平成12年以降22万円台であることに変化はない。
男性は平成7年から33万円台以上となっており、男女ともに、時代が変わっても安定しているといえる。昨年のリーマンショックの影響で、平成21年はどのような数字が出てくるか注目される。
女性は年齢が上がっても給料は増えない?
給料は年齢ともに増えていくと考えがちであるが、実はそうとも言えない。
男性は50歳代に最高賃金のピークを迎え、平均賃金は山型のグラフを描くのに対して、女性は顕(著)なピーク時はなく平坦なグラフとなる。
あくまでも一般的な平均女性の賃金体型であり、キャリア女性に限定した場合の統計は異なる。
最近では、女性社員を会社の重要ポストに起用されるケースがよくあるが、このデータを見る限りまだまだ女性の賃金条件は改善が望まれる。
これから社会に進出する女性は企業に対する女性の給与体系を変えるくらいの力をつけてもらいたい。
ちなみに、平成19年厚生労働省の統計によれば、女性の最も賃金が高い産業は、教育・学習支援業月額46.8万円で、次いで金融・保険業が月額32.7万円。その他、製造業、飲食・宿泊業は25万円に満たない。
出典:平成19年賃金構造基本統計調査(全国)結果の概況 産業別にみた賃金
将来に備えて収入を確保しよう!
これらの統計は既婚者も含まれているため、総じて独身女性は平均を上回ると考えられる。
経済的自立をし、独身生活を続けるには、それなりの経済力が前提となっているからだ。
女性の特徴は、男性と違い、結婚、出産などに応じて給料が上下することである。
仕事に価値観をおき、成功を目指している人は、ライフイベントの有無に関わらず、男性同様に収入をアップさせていきたいと考える。
そのためにはそれ相応の準備が必要だ。
独立してお金が入る仕組みをつくる、家事と両立できるような資格を取得する、ライフワークバランスを実現できる職場環境をつくり収入を確保する……など。
女性が生涯を通して仕事をしていくのは、とても大変なことなのである。
平均点で満足するキャリアガールは少ない。さあ、目標設定はどこに?