【芸能記者レッド】最終回「下町ロケット」視聴率伸び悩み!戦犯は?
20日、阿部寛(51)主演のTBS系ドラマ「下町ロケット」の最終回が放送されました。下町の中小企業の工場が、ロケット製造の大切な部品の一部のバルブを製作。そこから心臓病に役立つ人工弁も作ることになる物語です。
小説をドラマ化したもので、ドラマの脚本、演出などは、TBSの同じ時間帯で過去に放送され大ヒットしたドラマ「半沢直樹」と同じ。初回から視聴率は16.1%と最高のスタートでした。5話のロケット編の最終回では、20.2%の視聴率を記録。
この時点で20パーセントをオーバーしているので、これは「半沢直樹」以上のドラマになるのでは?と期待が高まりました。しかし、その後の視聴率は伸び悩んでしまい、20%をオーバーしたのは2回だけでした。
問題の最終回の視聴率は……関東地区で22.3%、関西地区で19.4%。瞬間最高視聴率は夜10時11分に記録した25.8%。その場面は、心臓人工弁の臨床治験が成功した感動的なシーンです。
この視聴率は今年放送された民放の連続ドラマで最高なのですが、それでも30%はオーバーも夢ではないと思われていただけに、ちょっと残念な感じがします。最終回は2時間のスペシャルで放送。夕方からはこれまでのダイジェストが放送されたりと、「TBS」は必死に宣伝していました。
それなのに伸びなかった理由は、同じ時間で「日本テレビ」がサッカーのクラブワールドカップの決勝戦「バルセロナVSリバープレート」を中継したからです。その試合には、メッシやネイマールなどスター選手が多数出場。
そのため、放送前から高視聴率は間違いないと言われ、それを感じていたと思われる「TBS」の社長は、事前の会見で「下町ロケットの最終回は20%いけば」と弱気な発言をしていましたね。
ちなみにクラブワールドカップの視聴率は関東地区で14.7%。「下町ロケット」はサッカーには勝ったものの、この放送があったので視聴率が伸悩んだのは間違いないでしょうね。