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アレクサンドリア[映画レビュー]

衝撃的な結末に心震える! 実在した女性天文学者のドラマティックな運命を描く感動作

– あらすじ –
『海を飛ぶ夢』でアカデミー外国映画賞を受賞したアレハンドロ・アメナーバル監督の新作『アレクサンドリア』は4世紀、ローマ帝国末期に繁栄を極めた国アレクサンドリアに生きた、ひとりの天文学者の女性ヒュパティアの半生を描いた力作です。
栄華を極めていたローマ帝国のアレクサンドリアではキリスト教とユダヤ教が激しく対立。アレクサンドリアは宗教戦争により、真っ二つに引き裂かれる。しかし、聡明な天文学者ヒュパティアは公平な立場を崩さず、研究を進めていたけれど、やがて彼女に災難が降りかかり…。
主演は『ナイロビの蜂』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズが熱演。彼女の美しく知的な佇まいが、ヒュパティアに命を吹き込みました。アメナーバル監督はトム・クルーズ&キャメロン・ディアス出演作『バニラ・スカイ』ニコール・キッドマン出演作『アザーズ』も撮ったエンタメ系も大得意の監督。天文学者の生涯を、美しい映像とドラマティックな物語で心に響く力作に仕上げています。
3月5日より全国ロードショー
監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック、マイケル・ロンズデール、ルパート・エヴァンス、サミ・サミール

天文学に一生を捧げた世紀の女子ヒロイン

ローマ帝国のアレクサンドリア。この壮麗で美しい国にピッタリの天文学者ヒュパティア。

彼女は教え子のオレステスや彼女に使える奴隷のダオスなどに想いを寄せられるけれど、その気持ちに応えることができない。

なぜなら彼女は一生を天文学に捧げると決めたから。

誰にでも公平で、決して声を荒げることなく穏やかに生きるヒュパティア。それは女性さえも憧れる知的で清らかな存在。

そのまま研究に捧げていれば、より素晴らしい発見をしていたであろう彼女。でも宗教の力が彼女の人生を大きく狂わせてしまうのです。

命と同じくらい大切な物を燃やされ、傷心の想いのヒュパティア

当時、キリスト教はまだ新興宗教。ユダヤ教徒と新興のキリスト教の間には大きな隔たりがあり、学生たちでさえ、信仰のことで争っています。

ヒュパティアは「世の中で何が起ころうと私たちは兄弟よ」と公平さを失いませんが、彼女の想いと裏腹に、アレクサンドリアはますます暗黒の地となっていきます。

自分の身が危ないと思ったら、長いものに巻かれたくなるのが恐怖におののく人間の心理。でも信念を貫くヒュパティア。

その強さは本当に胸に迫ります。それも力強くというより、聖母マリアのように穏やかにマイペース。強い心を美しさで包みこんだ彼女は本当に素敵です。

残酷な運命がヒュパティアの人生を滅ぼす?

それだけに彼女の運命が、その強い心が、野心で滅ぼされていく様は辛い。派閥争いの犠牲になってしまうヒュパティア。

彼女を愛する者たちは、最後まで彼女を守れなかったのかといら立つような気持ちも。

決して動じず、毅然としたヒュパティアの生涯は「これでいいのか?」という悔しさを感じると同時に人生を信念で全うした彼女の美学も感じることできます。

遥か昔、このような女性が実在したという衝撃とともに、その柔らかな強さにあやかりたいと思うこと必至です。

ヒロインの美しい度★★★★★
衝撃の人生度★★★★★
ドキドキの恋愛度★★★

<試写会プレゼント情報>

■参加条件:最新Topics10件の中からコメント投稿された方のみ 最新Topics10件
■応募方法:コメント投稿完了後、「試写会ご応募の送信フォーム」が表示されます
■試写会日時:2011年2月23日(水) 18:00開場 18:30開映
■場所:よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7階(B2階~6階 ビックカメラ))
■当選者数:10組20様分(抽選にて)
※発表は試写会招待状チケットの発送をもってかえさせて頂きます
■締め切り:終了しました。
■お問い合わせ:東京女スタイル試写会プレゼント係(info@sucmedia.co.jp)

<劇場公開情報>

■タイトル:「アレクサンドリア」
■上映:2011年3月5日(土)より丸の内ピカデリーほか全国順次ロードショー
■出演:レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック、マイケル・ロンズデール、ルパート・エヴァンス、サミ・サミールほか
■監督:アレハンドロ・アメナーバル
■著作表記:(c)2009 MOD

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編集部
編集部

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