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「山口達也メンバー」と呼ぶ報道番組に「違和感ありあり」の声が続出

出典元:TBSテレビ「Nスタ」

 

人気アイドルグループ・TOKIOのメンバー、山口達也(46)が警視庁に公然わいせつ容疑で書類送検されたニュースが25日に報じられ、日本中が騒然となった。

26日に本人が記者会見を開き、改めて謝罪した上で、所属事務所から無期限謹慎の処分を受けたことも明らかになった。

そんな中、前日に多くのニュース番組で山口に対して「山口達也メンバー」という、他の事件ではあまり使われない呼称で報じられていたことがネット上で話題となっている。

「容疑者」と呼ばれないのはなぜ?

山口のニュースを報じていた番組の一つ、『Nスタ』(TBS系)では、「メンバー」と付けた理由について、既に両者間で示談が進んでおり、被害を受けた女子高生側が被害届を取り下げる方針であるため、「ニュースをお伝えする時に、“さん”や“容疑者”という言い方ではなく、山口達也“メンバー”と伝えています」と説明した。

「容疑者」と付けたり、呼び捨てにしたりする程の状況ではないが、「さん」付けだと、「悪いことをした(という容疑がかかった)人なのに、その呼び方は良いのか?」という批判が来ることを恐れての苦肉の策と言えよう。

女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」では、この呼び方について賛否両論、さまざまな意見が寄せられている。

「さんでよくない?」

「山口メンバーって何回もコメンテーターが言ってて、凄い違和感でしかなかった」

「一応容疑者ではないし書類送検した相手を『さん』付けもおかしいし、メンバーが妥当だったんでしょ。変だけど」

「悪いことしたんだから、容疑者でいいじゃないの」

「相変わらずジャニーズへの忖度が凄いなテレビ局」

一般人だと「容疑者」と付くケースがほとんどであるだけに、報道局でも大手事務所に遠慮しているのかと感じた人が多いようだ。

他にも「メンバー」と付けて呼ばれていたのは…

今回の「メンバー」という呼び方で、ある年齢以上の世代で思い出されるのが、稲垣吾郎(44)がかつてSMAPに所属していた2001年、公務執行妨害と道路交通法違反(駐車禁止)で逮捕されたが、後に釈放された際には「メンバー」を付けて報じられていたこと。

さらには島田紳助(62)が2004年、同じ事務所のマネージャーに暴行したとして書類送検された際には、「島田紳助司会者」や「島田紳助所属タレント」と呼ばれたこともあった。

今回の一件で、変わった呼び方をしていたことを思い出した人も多かったようだ。

「稲垣メンバーTwitterで急上昇ランキング入りしたよね。とばっちり感すごい」

「確かに、現行犯逮捕された草なぎ剛は『メンバー』じゃなく『容疑者』って報道されてるね」

「類似品に『島田司会者』があったことも思い出してあげてください」

いずれも大手事務所に所属していたタレントであるが、一方で今回の事件について読売新聞などは「山口達也容疑者」と報じている。

今回の報道により、やはりテレビ局は大手事務所に気を遣っているのかと感じた人は多いようだ。

 

真島リカ(まじまりか)

ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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