すみれ、バカキャラを作っていた?日本の番組への違和感に共感の声

女優のすみれ(27)が、18日にフジテレビ系で放送された『梅沢富美男のズバッと聞きます!』に出演し、芸能活動を休止していた理由を語った。
すみれは、俳優の石田純一(64)と、タレントの松原千明(60)の長女。ハワイで育ち、2011年頃から日本で芸能活動を行っていたが、2016年10月に出演予定だったコンサートを体調不良を理由にキャンセル。その後は活動が休止状態になっていた。
同番組ですみれは、以前に日本のバラエティー番組に立て続けに出演していた頃について「ずっと芝居してましたね。ずっと笑ったふりだった。バカキャラを作っていた」と、キャラを作っていたことを告白。
また、「本当は低い声だけど、日本にいたらみんなアニメ声みたいな声だから、変えなきゃいけないのかな」と、声の高さまで変えていたことも明かした。
すみれは、本来の自分とは違う自分を作っていることに嫌悪感を持っていたそうで、精神的にも疲れきったところで日本を離れることを決意。現在は、生活の拠点をロサンゼルスに移し、貯金を切り崩しながらハリウッド女優を目指してレッスンに励み、オーディションを受ける日々を送っていることを笑顔で語った。
バカキャラを作っていたと告白したすみれに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
バカキャラとは思わなかった?海外で活動する方が向いてそう?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「頭はいいだろうなって思ってました」
「アメリカの方がすみれさんに合っているような感じだったよ。自然体でイキイキしてた」
「バカキャラとは思わなかったな。ハワイのカラッとした南国風。爽やかな帰国子女で、そりゃたまに知らない日本語もあるよね、って思うくらいだったわ」
「日本では公私ともにやりにくい部分もあったと思うし、ハリウッドでの成功を応援しています」
”キャラを作っていた”と告白すれば、騙していたのかと、厳しいコメントが寄せられそうなものだが、すみれを責めるようなコメントはほとんど見られなかった。
すみれが作り上げていたという”バカキャラ”も不快なものでなく、すみれの”頑張り”が評価されたからなのかも知れない。
「もう日本で活動する気がないから言える言葉」という意見もあったが、ロサンゼルスを拠点に夢を叶えるために奮闘していると話す様子がいきいきして見えたというコメントがあるように、無理に日本にこだわる必要もないだろう。
精神的に限界を迎えるまで悩んでいたというすみれが、ハリウッド女優になるという夢をもてたことは喜ばしい。オーディションを受け続けているというすみれから、嬉しいニュースが届くことを期待したい。
すみれの感じた違和感に共感?
すみれがキャラを作り上げて、声の高さまで変えてバラエティー番組に出演していた明かしたことから、最近のバラエティー番組の傾向についても意見が集まっている。
「日本育ちじゃないから、日本のバラエティの仕事はきっついとは思う」
「物を知らない、テンションと声が高いタレント、いっぱいいるね。ほんとに何がいいんだか」
「日本のバラエティーってセクハラじみてる時がある。改善されたけどたまにひどい時あるよね。全てのバラエティーがそうだと思わないけど」
「確かに日本で幼稚なキャラがもてはやされてるのは事実。私も嫌だ。今の風潮」
バラエティー番組に出演するタレントがみんな似たようなキャラクターになっているという意見があり、あまり物を知らないキャラがもてはやされているような風潮があることに、嫌悪感を抱いている人が少なくないようだ。
以前は王道とされていたバラエティー番組のスタイルも、視聴者からセクハラやパワハラが指摘されるようになって随分と変化したが、まだまだ幼稚すぎる部分があるとも指摘されている。
今回すみれが日本のバラエティー番組について語った違和感に共感が集まったように、番組に出演する側のタレントが意見するようになれば、もっと変化していくことになるのかも知れない。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。