水原希子のヌード撮影問題、資生堂が事実関係否定もいまだ「可哀想」の声多数
女優でモデルの水原希子(27)にヌード撮影を強要したと噂されていた企業である資生堂が今回の事態について事実関係を否定した。
事の発端となったのは写真家・荒木経惟氏の“ミューズ”だったモデルのKaoRiさんが性被害を告発する女性の世界的ムーブメント「#meetoo」として自身のブログで荒木氏を告発したこと。
水原はその告発を受け、自身のインスタグラムのストーリーで20代前半の頃、某企業の広告で胸を手で隠して撮影する際、企業の上層部の男性が20人ほどスタジオに来て嫌な思いをしたことを告白していた。
水原希子への同情多数「水原は正しい」の声
今回の告発で水原希子は具体的な企業名を明かさなかったものの、「20代前半」「手で胸を隠す」「カメラマンが荒木経惟」といった情報から資生堂が2013年元旦に展開した、水原が手で胸を隠している新聞広告の存在が浮上。
その情報は瞬く間にネット上に広がり、資生堂に事実関係を問い合わせるメディアも出現。
資生堂からの回答によると調査の結果、資生堂での広告撮影時に起きた出来事かについて分からなかったとのこと。
水原の告発が出た直後もその勇気を称える声などが寄せられていたものの、今回資生堂側が事実関係を否定したことで再び水原に同情などが集まる事態に。
ガールズちゃんねるにも水原に対する多くのコメントが書き込まれていた。
「これに関しては水原希子が可哀想」
「水原希子は正しい。よく言った。」
「声を挙げられないモデルが多い中、水原希子はよく言ったと思う。同じ女性として応援したい」
「水原希子はすごい女性。声を上げることでどれだけの批判や不利益を被るか。『モデルは物じゃない』、そんな当然のことを口にするためにどれだけの勇気を振り絞ったか」
「ショーの裏で仕事として来てる男の人もいるところで素っ裸で着替えるのと、他意がある男の人の前で着替えるのは違うでしょ。水原希子のこと嫌いだからってこの発言を否定するのはおかしい。どんどん言わないといつまで経っても女性軽視は無くならない」
「名前が売れてる人が声を上げないと、まだまだ名前も売れてないような子達が酷い目にあってる。こう言う事はどんどん言ったほうがいい」
知名度のある水原が名乗りを上げたことで、結果的にKaoRiさんの「#meetoo」も広がることになった。
なお、荒木氏はいまだ今回の事態についてコメントは出していない。
水原の告発を否定する声に反論も
とはいえ、水原は自身のインスタグラムに露出度が高い過激な写真を投稿してきた。
そういった経緯から、一部ネット上では告発自体に対する批判や「一方的すぎる」という意見が出ていた。
しかし、大多数のネットユーザーはこれに対し反発。
ガールズちゃんねるにも否定に対する反論が多数見受けられた。
「この主張を批判したり否定するって同じ女性として恥ずかしくないのか?」
「ただ水原希子をキライだからって、水原希子のこの発言までたたくのはおかしい。今回水原希子は正しいことを言ってる」
「水原希子のことを嫌いだからといってこの発言を全否定するのは間違ってる。ちょっと変わった人じゃなければ、この業界の体質に声を挙げられなかったと思う」
今回のKaoRiさんの「#meetoo」と水原の勇気ある行動でモデル界の体質が変わることを切に願う。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。