『仮面ライダー鎧武』出演俳優逮捕「ヒーローなのに…」批判の声殺到
2014年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武』に出演していた俳優・青木玄徳(30)が強制わいせつ容疑で6日、逮捕された。
イケメン俳優の登竜門とも言われている『仮面ライダー』シリーズ。青木容疑者はそのほかにもイケメン俳優が多数出演することでも知られているミュージカル『テニスの王子様』にも出演していた。
「ヒーローなのに気持ち悪い!」女性からの非難殺到
今月6日までに逮捕されたとされる青木玄徳。
先月4日午前1時半ごろ、世田谷区太子堂の歩道で背後から女性に抱き着き、首に怪我をさせた疑いが持たれている。
女性がすぐに110番通報したものの、青木はその場から逃走。しかし、現場近くに落とした所持品などから青木の関与が判明。
現場周辺の防犯カメラには青木と見られる男性が他にも3人の女性に抱き着く様子が映っており、余罪の可能性もあるという。
青木は今月1日まで舞台『パタリロ!』に出演しており、14日に初日を迎える舞台『メサイア-月詠乃刻-』にも出演予定だった。
また、主演映画『闇金ドッグス8』も14日から公開予定だったが、舞台挨拶イベントは中止に。
また、2月に急逝した俳優・大杉漣(享年66)の遺作となる映画『恋のしずく』にも出演しており、公開も危ぶまれる事態となっている。
子どもたちのヒーローを演じた男性にあるまじきこの出来事に、女性が多く利用する掲示板、ガールズちゃんねるには多くの非難の声が殺到している。
「仮面ライダーが何やってんの!!」
「子供の夢ぶち壊しまくりですね…」
「ショック。キュウレンジャーとかビルドとか好きで観てたからさ、こういう若い俳優さんたちがこんなことしたらガッカリ感半端ない」
「テニミュ2nd観に行ってました。跡部大好きです。だからこそ余計気持ち悪い。強制わいせつで興奮するって一生治らない病気だよ。また繰り返しそうだし」
「いい気になってたんだろうね。自分は芸能人でもてるから大丈夫くらいに思ってたのかな。気持ち悪い」
夜道で女性を襲うという卑劣な犯行に、女性からの批判の声はいまだ止んでいない。
「イケメンだから…」ファンの擁護にも批判の声
世間の声は批判一方だが、一部ファンの間では「イケメンなのに」「自分だったら通報したりしない」といった、被害女性のことを考えない身勝手な意見も聞かれている。
しかし、強制わいせつに容貌など全く関係なく、むしろ「イケメン」で売っている俳優がその容姿に驕って今回のような犯行をしでかしたとしたらプロとしての自覚もまったくなかったということになる。
ガールズちゃんねるにはファンの擁護への疑問の声も多く書き込まれえていた。
「今まで女の子にチヤホヤされてたから、 俺に抱き締められて嫌がる女はいないだろ。的な?」
「イケメンとか関係ない、いきなり抱きつかれた被害者はすごく怖かっただろうし」
「顔が良いだけで擁護コメントがでるんじゃ、加害者が美女だったときに男が『美人だから無罪』っていうのを批判できないよね。イケメンだろうがなんだろうが犯罪起こした時点でただの犯罪者でしょ」
女性にとってはただでさえ怖い夜道。突然知らない男に背後から襲われたのは被害者からすれば恐怖しかなく、容姿はまったく関係がない。
出演作のDVDの発売中止や回収、公開を控える映画への対応なども懸念されているが、今後の展開にも注目したい。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。