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マイナビウーマン、裏ワザ炎上で第二のDeNA「WELQ」と懸念の声

出典:マイナビウーマン『お詫びと訂正』ページ

「働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド」をテーマに掲げる、女性向けWebメディア『マイナビウーマン』が、先月31日、一部記事に不適切な内容が含まれているとして複数の記事を非公開。調査を行うと発表して話題になっている。

削除されたのは、「えいっ!ピルに頼らず”生理をずらす”6つの裏ワザ」というタイトルで掲載されていた記事。

記事には、温泉旅行などの生理を避けたい日に、ピルを飲む以外の方法で生理日をずらす方法として「ストレスをためる」、「極端なダイエットをする」、「風邪薬を飲む」などの”裏ワザ”を紹介。ずさんな記事内容がSNSで拡散され、批判を受けていた。

同メディアでは、『2016年11月23日掲載の”生理日”に関する記事について、内容に不適切な記述が含まれる、とのご指摘を受けました』と、当該記事を29日に削除したことを報告。

『この記事以外にも複数の不適切な内容を含む記事があることを確認した』として、その他の一部記事も非公開にし、内容を調査すると発表した。

生理をずらす裏ワザが記載された記事が削除されたことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。

削除されて当然!危険すぎる!

ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「体に悪い項目の多さ」
「裏ワザ!って軽いノリでやっちゃダメでしょ。体をなんだと思ってるの」
「生理はきちんと来てこそのものだと思うの。変な記事書かないでほしいね」
「昔、海外旅行と生理が微妙にかぶりそうで、念のため病院で薬もらって生理を遅らせた。でも、副作用で吐き気とむくみと、生理になったようななってないような腹部の違和感もあって、やっぱり来るべきものを遅らせるのはダメだなって思った。自分で遅らせるとかもってのほか」
「遅らせる~とか軽い気持ちでやって、生理こなくなったらどうすんの?将来、不妊で悩む事になるよ」

記事内で紹介された生理をずらす”裏ワザ”があまりにも危険であり、記事の削除は当然であるという意見が並んでいる。

確かに、イベントごとと生理が重なってほしくないと考える女性はいるだろう。しかし、無理をしてまで望むことではない。1番に優先するべきなのは、身体である。

生理を遅らせるために無理をすることは、とても推奨できることではないし、一時的には良くても、後々のことを考えれば軽々しく実践するべきではない。

そもそも、紹介された方法が危険であることはもちろん、生理をずらす行為そのものが、自然なことではない。

記事の削除は妥当であるし、記事を掲載したことが「軽率すぎる」と非難されても仕方がないだろう。

間違った認識が広まることが怖い!

すでに削除されてはいるものの、一度この記事が掲載されたことで、間違った認識が広まることが懸念されている。

「削除して済む話じゃないでしょう」
「影響力を考えて、おかしい情報を載せるなんてしてはダメですよね。真に受ける人だっているかも知れないんだし」
「こういうのって男性が読んで、風邪薬で遅らせれば良いじゃん?とか彼女に言ったりする事もありそうなのが本当に嫌だ」
「”初めて彼と温泉旅行。でも重なるかも”とかで、婦人科行って処方してもらうのがエチケット!みたいに煽るの止めてほしい」

”イベントごとに生理を重ねないように対処することは当たり前”この考えがスタンダードになることは、どれだけ恐ろしいことだろうか。

「こんな日に生理になってしまって……もっと調整するべきだった」と、女性が反省するような世の中になってほしくはない。

知りたいことがあれば、簡単に検索して情報を得られることは便利ではあるが、中には”間違った情報もある”ということを、利用者が見極める必要がある。

しかし、情報を提供する側が細心の注意を払うことが大前提にあることを、改めて知るべきだろう。

鳥井ハニ(とりいはに)

フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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