フジ、ポンキッキーズ終了に「迷走してる感がヤバい」の声多数
25日、BSフジの子供向け番組「ポンキッキーズ」が45年の歴史に幕を下ろした。最終回は、ガチャピン、ムック、シスターラビッツなどがそろい、ガチャピンは「また、どこかで会えるといいなぁ。またね! ありがとう!」と締めくくった。
1973年に「ひらけ!ポンキッキ」として始まった同番組の最終回ということもあり、現役の親子だけでなくかつての視聴者からも惜しまれる声が上がっていた。
ポンキッキーズ終了はフジテレビの迷走を象徴?!
これを受け、ネットの掲示板Yahoo!コメントでは以下のような声が多く上がっている。
「これは寂しい…時代は流れてるし、変えてかないとってのもわかるけど、フジはなんかやる事がズレてるんですよね。」
「終わらしちゃいけない番組ってあると思うんだよねー。コレとか、むかーしやってたマンガ日本昔ばなしとか、なんとか頑張ってやるべきだと思うけどなー。どの局も視聴率視聴率騒いでスポンサーの方しか見てないし、こーゆー番組を放送するのが放送局としての責任だと思うんだが?」
「フジテレビは終わらせる番組を間違えてると思う。番組の内容を変えるべきであって、タレントやキャラクターは問題ない。ドラマの内容を現実的な内容にするべき。バブリーな時代の恋愛ドラマなんて今誰も見ないよ。」
ここ最近、立て続けに息の長い番組「めちゃ×2イケてるッ!」や「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終了しているフジテレビに対し、残すべき番組を終わらせていると感じている視聴者も少なくない。
ポンキッキシリーズ発の名曲やゲストがすごい!
かつてポンキッキシリーズで使用された曲や出演者、ゲストなど功績をたたえる意見も数多い。
「小さい頃ポンキッキをよく見てた。ガチャピンムックは勿論、爆チュー問題など思い出深い。幼稚園の頃、国立競技場で行われたサッカーの大会で引退したばかりの井原選手がゲストが来てくれたが、当時の自分は井原さんを知らず、もう一方のゲストのガチャピンとムックに夢中になっていたのを覚えている。」
「いろんな唄を聴いたし、いい唄もいっぱいあった。個人的には『カンフーレディ』?大好きだった。」
「40代後半。俺が物心ついて初めて聞いた洋楽は、この番組の中で流れていたビートルズの『Please Please Me』だった。同年代の人はそういった人が多いんじゃないかな?」
「子ども時代に観てました。およげたいやきくん、の大ヒットで学校でも体育館で全校生徒で大合唱したのを覚えてる。自分の子ども達が観てる頃、安室奈美恵さんと蘭々さんの二人が抜群に歌も踊りも上手でこの二人はすごい!と驚いていました。」
「およげたいやきくん」をはじめ、ポンキッキシリーズから出た大ヒットも数多い。また、爆笑問題、安室奈美恵、ピエール瀧をはじめ、今となっては驚きの人物たちがこの子供向け番組に出演していた。
テレビが文化を作っていた時代の象徴ともいえるべき内容の番組だっただけに、ポンキッキーズ終了はのちのち振り返った時、テレビの繁栄期終了を告げる大きな出来事となっているかもしれない。
渡海ひなた(わたるみひなた)
芸能ライター/旅を愛する自由人。日々得意の芸能ネタ探しも欠かせないライフワークのひとつ。どちらかというと、毒舌コメントよりも人の心を温かくするハートウォーミングなエピソードを好む。