口パクで大トリ?嵐の紅白出演に批判の意見殺到か
「第67回NHK紅白歌合戦」の出場歌手と曲目が発表された。紅白よりもガキ使派、そんな視聴者も恐らく大勢居るだろう。とはいえ、やはりまだまだ「大晦日=紅白」という印象は強い。中でも注目される点が「大トリ」だ。
今年の大トリは、ジャニーズの人気アイドルグループ・嵐が有力だとされている。
正直な話、ジャニーズと口パクはセットと化している部分があり、もはや世間の間でも暗黙の了解となっているのではないだろうか。
それを裏付けるかのごとく、今回の情報が出るや否や、ネット上では「口パク」というキーワードを交えながらの非難が殺到。大トリを務めるだなんてとんでもないという批判の「嵐」が巻き起こった。
口パクで大トリ?疑問の声多数
当然その「嵐」は、巨大掲示板「2ちゃんねる」においても吹き荒れたようだ。
「トリが口パクって新鮮だな」
「大トリが口パクでもいいのか」
「下手でもいいけど口パクはやめて」
「大トリなのに口パク?とりあえずちゃんと唄えよな」
「しかし口パクで大トリはやめろ 最低限歌うのが礼儀」
「口パクが大とりなんて恥ずかしくないのかな?」
「大トリなのに口パクとかすげーな まあ見ないけど」
口パクというパフォーマンスを用いてフィナーレを飾る、という前代未聞の事態に、多くのユーザーが驚きを隠しきれない様子。また、「嵐ヲタだけど口パクの大トリはいたたまれないほど恥ずかしい」として、「大トリだけはやめて欲しい 或いはド下手でいいから生歌で」と願うファンの書き込みも見られた。
いくら口パクが暗黙の了解であるとはいえ、舞台は紅白、それも大トリだ。生歌で歌う可能性も全くゼロとは言い切れない。
しかし、大晦日だろうが紅白だろうが大トリだろうが、お構いなしにCD音源が流れたとしたら、それはそれで自分達のスタイルを貫いているとも言える。
もちろん見ている側としては、生歌を披露してほしいところだ。ましてや歌合戦なのだから、ぜひとも本物の歌を聴きたいものである。
が、視聴者にはどうしようもできないうえに、歌も踊りも同時進行となれば、当然凄まじい疲労感に襲われる。ダンス不要のゆったりとしたバラードであっても、恐らく彼らは精神的に疲労するのだろう。
もし本当に口パクで進行したとしても、おかげで上手なパフォーマンスを見られてよかったと、諦めるほかない。あるいはチャンネル変更が一番手っ取り早いだろう。
誰なら良いのか?各自理想の大トリとは
「人気、実績ともに十分」と判断され、大トリ最有力候補となった嵐。その観点から考えると妥当ではあるのかもしれないが、やはり口パク疑惑がつきまとう以上、不満の声は止まらない。
では誰が大トリであれば文句ないのか?女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」では、それぞれが良しとする大トリ候補が書き込まれた。
「大トリは白組なのに紅歌うXでいいよ」
「大トリは演歌で構わんよ」
「トリはサブちゃんがいい!!もどってきて~」
「宇多田がトリの方がみんな観るのでは」
「五木ひろしとか」
やはり大御所である北島三郎(80)は、自ら退き立ち去った今でも、「紅白」という舞台において捨てきれない存在感があるのかもしれない。
年齢や貫禄、キャリアといった面でも、何だかんだでサブちゃん並みならば文句なしというところだろうか。
また、「もうアッコでいいよ」と、落選の和田アキコを投げやり感たっぷりで勧めるコメントも密かに見られた。
しかし実際、一番最後に歌われれるのは「蛍の光」である。
ここはひとつ、出演者全員が大トリ並みの主役、ということにでもしておくべきか。
文・石井 茅緋呂(いしい ちひろ)
基本的に過激なことや刺激的なことに興味アリ。芸能ネタはもちろんのこと、興味を持ったら首を突っ込む、自由気ままなフリーライター。趣味は音楽鑑賞で、お酒も少々たしなみつつ、文章を書きながら人生を生きる日々。