【毒舌独女】女子アナになりたい
一度でいいから、女子アナになりたい。
有名大学さえ出ていれば、誰でもなれそう。
漢字が読めなくたって、空気が読めなくたってOK。
それに、野球選手やアーティストと結婚出来る。うらやましいな、女子アナは。いいな、女子アナは。
本当に羨ましい。テレビ局の庇護の下、好きな仕事をしているってのが羨ましい。
そして、妬ましい。
フリーアナウンサーで、ジャーナリズムを見せ付けてくれる女子アナは、本気で羨望の的だから除外。
カッコイイ。
美人アナウンサーの先駆け、小宮悦子女史や安藤優子女史は、女の私から見ても魅力的。知性と華やかさの両方を持ち合わせている。
「乗客に日本人はいませんでした」を冷静に言えるアナウンサー。
ベテランと比べたら可哀想なのかも知れないけれど、局アナの女の子たちはイマイチ。理由は判る。クビにならない限り生活は安泰だから、必死さが足りない。
もしかすると、視聴者の見えない所で、頑張って勉強をし、取材活動をしているのかも知れない。
そうあって欲しい。 だって、20代で1000万円越えの年収があるんだもの。(在京キー局の場合)
何をさせられているんだ、テレビ局の中で。
天気予報やバラエティ番組の司会だけじゃないのか。悪いコトに手を染めてやしないか。
あ、衣装代として支給されているのかな。衣装は自前だから、お金が掛かるもんね。
って、キャバクラか!?
いやいや、本当にキャバクラ嬢代わりにされている恐れがあるぞ。局内の綺麗どころを集めて、スポンサー様を接待。有り得る。
これなら、年収1000万越えで納得だ。大変なお仕事なんだなぁ、女子アナって。普段はアホの子みたいだけど。
これが、かなり疑問。
名門と呼ばれる大学を出ているにも関わらず、知性の欠片も見せないのは、何故なのだろう。
局から、アホの子でいなさい、と命令を下されているのだろうか。
それとも、彼女ら自身が、アホの子の方が「可愛い」と知ってやっているのだろうか。
どちらにしろ、女性蔑視も甚だしい。
もし、本当にアホの子であるなら、何故、報道機関に身を置こうとしたのだ。そこそこの美人でも、チヤホヤしてもらえるからか。
「有名人になりたかったんです」
頭を過ぎった、あるインタビュー記事の一文。第一次女子アナブームの代表格の元局アナが、女子アナを目指した理由として述べた。
全てにおいて軽薄。そして、傲慢。
自分の趣味の一環で、公共の電波を使っていたように感じられた。
もしかすると、記事を書いたライターに悪意があったのかも知れない。ムカッときたのを、そのまんま記事にした可能性も無きにしもあらず。
多分、私も悪意をたっぷり盛り込んで書いてしまうなー。
彼女に比べると、今の局アナは随分とマトモだ。会社員であることは自覚している。芸能人ぶるバカも少なくなった。
少しだけ期待してみようかな。「乗客に日本人は居ませんでした」を、冷静に読めるアナウンサーが誕生するかも知れない。
その前に、報道業界の男尊女卑を何とかしないと。でも、男を変えるのは難しい。
ここで奮起してもらいたいのが女子アナ。志高く、真摯に仕事に取り組む姿を、オッサン共に見せつけてやれ。
そうすれば、「女子アナ」という言葉もなくなり、もっと充実した報道も出来るだろう。
頑張れ、女子アナ!応援してるよ。まず、漢字のお勉強を頑張ってね。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
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