また?!人気KPOPグループEXOのクリスが事務所相手に訴訟
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グループEXOのメンバーが所属事務所SMエンターテイメントを相手に訴訟を起こしたことで、世界のファンに動揺が広がっている。
今年4月にはさいたまスーパーアリーナで初の大規模ファンイベントを開催。3日間で追加も含め5公演、約10万席に50万の応募を集めたといわれるグループなだけに、この事態に対する日本からの関心も高い。
米ビルボードも認めた大型グループ
12年にデビューしたEXOは、韓国人8人、中国人4人の混合で結成。韓国を中心に活動するEXO-Kと、中国を中心に活動するEXO-Mに別れ、時には合体してグローバルな活躍を見せている。
まだ新人とはいえ、なかには約7年もの長く厳しい練習生期間をすごしたメンバーも。もれなくイケメン、米ビルボードに「2014年注目アーティスト14」に選定されるパフォーマンス、下積みを共に乗り越えたメンバーの仲の良さをひっくるめてファンは応援していたといっていいだろう。
しかし本国ソウルで待望の単独コンサート「EXO FROM. EXO
LANET #1-THE LOST
LANET-」を1週間後に控え興奮の絶頂にいたはずの彼らを襲ったのは、隣にいたメンバーの裏切りとも思えてしまう行動だった。
コンサート直前にメンバーが失踪?!
ファンがいち早く異変を察知したのは新曲「Overdose(中毒)」でメディア露出が増えてきた矢先のこと。5月12日に中国での活動を終え韓国に戻ったメンバーの中に、EXO-Mのリーダーであるクリスの姿がなかったためだ。
SNS上では「一人だけ別スケジュール?」「体調が悪くて里帰りしたのかな?」「また失踪?(クリスには昨年2013年にも謎の不在時期があったため)」など、ざわめきが目立つように。
そしてファンの不安は的中。クリスはグループに戻らないばかりか、5月15日ソウル中央裁判所に所属事務所SMエンターテイメントを相手取り専属契約効力の不存在確認訴訟を起こしたことが報じられたのだ。
東方神起、SUER JUNIORの二の舞か
韓国最強の芸能事務所として有名なSMエンターテイメントだが、これまでにも神話、東方神起、SU
ER JUNIORのメンバーが“奴隷契約”などを理由に泥沼裁判の末、事務所を去った過去がある。
クリスの代理人によると訴えの理由として「原告(クリス)を付属品のように扱った、健康状態に配慮しなかった、報酬分配の内容が不透明だった、原告の希望を黙殺し映画やドラマのオファーを一方的に断った」などといった内容が挙げられており、事務所がタレントの健康や意思を尊重していたかについて改めて疑問を抱かざるをえない。
そのため「また?! これまでの騒動から学ばない姿勢にはうんざり」「クリスの精神面をフォロー出来ていなかったのでは」と、あくまでクリスを被害者とし事務所への不信を露わにするファンも。
そんなクリス擁護派と「わざわざコンサート直前に騒動を起こすとはやり方が汚い」「ほかのメンバーの気持ちは?」と、怒りを抑えきれないファンが対立しているのが現状だ。
残されたメンバーの心境とは?
一方他のメンバーはというと、リーダーのスホはインタビューで「EXOのことをまったく考えていない無責任な行動。メンバーと会社は何の問題もない。今クリスがすべきことは、訴訟を取り下げ、会社とメンバーたちに謝罪することだ」とコメント。
またクリスに憧れ、兄のように慕っていたタオも「練習で汗だくになっていたとき突然、一人がもう帰って来ないということを知った。11人でまたコンサートをしなければならない。疲れた(※前後略)」など怒りとも諦めともつかない長文をインスタグラムに残すなど複雑な心境のようだ。
そして事務所とクリスとの連絡が途絶えたまま、5月23日から25日に予定されていた単独コンサートは残りのメンバーで決行された。
コンサートは成功。今後に注目が集まる
曲やダンスフォーメーションの大幅な変更を余儀なくされたにもかかわらず、結果として完璧なステージを披露した11人はさらなるポテンシャルの高さをアピールすることに成功。
しかし、コンサートグッズからクリスのアイテムが消え、コンサートの最後にメンバーが口にした「これからがEXOの本当の始まりだ」という言葉に一抹の寂しさを感じたファンは多かったに違いない。
完璧な容姿とはうらはらの不思議ちゃんキャラで“ギャラクシー”の異名を持つクリスなら「ただいま!」とひょっこり戻って来てもよさそうだが、これまでの例をみるとその可能性は無きに等しく、ファンの心配は当分続きそうだ。