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ツイッター取引でチケット8万円!嵐ファンの行きすぎたチケット売買行為が激化

人気の高さから当選確率が10倍ともそれ以上とも噂されている嵐のコンサートチケット。

家族や友だちの名前を借りて何口もファンクラブに入っているのに1公演も取れなかった……なんてケースはザラで、チケット争奪戦はここ数年激化の一途をたどっているようだ。

それに伴いプレミアがついたチケットが高額で転売されることが問題に。ドームツアーのチケット当落が発表された先週もTwitterでは目を疑うようなファンのやりとりが繰り広げられていた。

Twitterで繰り広げられるチケット争奪戦

チケット当選発表が行われた直後、筆者がTwitter上で目にしたのはこんなやりとりだ。

「友だちと重なってチケットが取れてしまったので、どなたかにお譲りします」

プロフィールによると熱烈な嵐ファンらしい女性のこのツイートには、当然チケット難民からリプライが殺到。

中には「彼らに会いたい気持ちは誰にも負けません、絶対にマナーを守りますのでどうか1で譲ってください!」というようなメッセージも。

察するに1という数字は1万円ということらしい。チケットの定価は数千円のはずだからすでに定価以上での交渉が暗黙の了解になっているのか。

しかしそのリプに返されたのは「現時点で4の人もいらっしゃいますので、すみません」という無情な言葉だった。1(万円)なんてお呼びじゃないってこと?!

ファン同士でも数万円の売買が当たり前?

つまり最初の「お譲りします」は、「より高い相場で買ってくれる人に譲ります」という意味だったのだ。それならそう明記すれば良いのに、一応モラル的に間違っている認識はあって言葉を省略したのだろう。

その後も価格の10倍近くの値段がポンポンと行き交い、魚市場のおじさんたちのように手慣れたやりとりに筆者が驚いているうちに、なんと1枚8万円(2枚で16万円)という法外な価格でチケットは落札された。

価格の高騰で悪質詐欺被害も増加

そもそもジャニーズのコンサートチケットは転売が厳しく禁止され、とくに嵐は申し込み時に本人名だけでなく同行者名の記入まで必要とのこと。

コンサート会場では抜き打ちで本人確認が行われ、本人ではないことが発覚した際には即刻当選は取り消しとなり以降のチケット購入も難しくなる。

ところが「バレなきゃ良い」とばかり9月に国立競技場で行われた“アラフェス”のチケットはオークションサイトに100件以上も出品され1枚約12万円程度のルートで取引されるなど、ファンだけでなくダフ屋やチケット業者たちの荒稼ぎ案件になっている現状がある。

ファンクラブ専用サイトでメンバーが直々にネットや金券ショップでのチケット購入をやめるようファンに呼び掛かけるという異例の事態に発展したこの問題。

嵐にどうしても会いたい気持ちは分かるが、増加している架空転売など詐欺や犯罪から身を守るためにも、認められないチケットの売買はグッと我慢しておきたい。

そしてJ事務所側に当選確率があがるよう公演日数を増やして欲しい、と思うのはやっぱり無理なお願いだろうか。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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