上戸彩&壇蜜はミスキャスト?「半沢直樹」に出るべきだった女優
日曜劇場「半沢直樹」の快進撃が続いている。
8日に放送された第8話は32.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、初回19.4%から一度も下げ無しの高視聴率を継続中。
このまま最終回(10話予定)を迎えれば、平均40.0%だった「家政婦のミタ」越えもあるのではと期待が高まっている。
人気を支えるのは小説から再現されたスリリングで痛快な世界観と、なんといっても堺雅人はじめ及川光博、片岡愛之助、香川照之など豪華俳優陣の熱演ぶり。
しかし男性キャストへの称賛とは裏腹に、女性キャスト陣に対しては「ミスキャストだった」という言葉が多く囁かれているようだ。
可愛すぎるのが災い?上戸彩のプードル演技
策略、策謀が渦巻く巨大銀行を舞台に、「やられたらやり返す。倍返しだ!」のキメ台詞で敵と闘う主人公・半澤直樹(堺雅人)。その半沢の唯一の癒しの場が、妻・花(上戸彩)の待つ自宅だ。
しかし緊張の続く絶体絶命展開の後、突然プードルのようにつぶらな瞳を輝かせた上戸が大写しになることに「なんだか浮いてる?」と違和感を持つ人が続出。
ネット上には「銀行員の妻には見えない」「ビジュアルが幼すぎる」「あの顔と声で啖呵を切られても全然重みがない」など辛口なコメントが溢れる事態となった。
演技どうこうというより、あまりにも可愛すぎる見た目がシリアスな世界観に合わないという意見が多いようで、たしかにこのベビーフェイスで「ぜってえ負けんじゃねぇぞ!」と発破をかけられてもナデナデしたくなるだけなのは残念だ。
職場では厳しい表情を崩さない半沢が花の前では目尻を下げるそのギャップは捨てがたいが、一部で出演が噂された堺の実生活上の妻・菅野美穂で見てみたかったというのが視聴者の本音だろう。
ビジュアルはいいが大根ぶりが隠せなかった壇蜜
ドラマ前半で5億横領した社長の愛人として出演し、上戸と逆の理由でミスキャストと叫ばれていたのがグラビアクイーンの壇蜜(だんみつ)。
色気で男から金を引き出す愛人役としては、なまめかしいビジュアルや妖艶な雰囲気がぴったり合う。だが、いかんせんセリフが棒読みすぎた。
「壇蜜の棒演技ひどすぎワロタwww」「表情はいいんだがセリフが壊滅的」「(若手社員役の)ジャニーズの方が上手い」などネットではさんざんな言われようで、その後映画の舞台挨拶で本人も「向いてないんですよ」と自虐的に批評する場面もあった。
杉本彩、小池栄子、鈴木京香などもっと演技ができる女優に代えて欲しかったという意見も見られつつ、壇蜜の出演シーンでは視聴率が一気に伸びるなど話題性において彼女が一役買ったのはたしか。
6話からは入れ違いに賠償美津子が敵役に配され、最終回に向けドラマの厚みを増すことに成功しているため、制作側としては狙い通りといったところだろうか。