【毒舌独女】公開処刑された塩谷瞬
日本一、女にだらしないバカ男として、一躍有名になった塩谷瞬。
こともあろうに、結婚を強く意識するお年頃アラサー二人にプロポーズ。
その二人とは、料理研究家の園山真希絵とトップモデルの冨永愛。
二人とも有名人なのだから、プロポーズをしたら、双方の耳に入るとは、普通、容易に想像がつくのに。
真性のバカだな、塩谷瞬。
しかも、付き合い始めてから直ぐ、二人ともにプロポーズをしたというではないか。
オマエは幼稚園児か。
「ボクは○○ちゃんと、おとなになったら、けっこんするんだー」って言う男の子、いるよね。
これは年齢一桁だから、可愛いで済む。
同じことを三十路リーチの男がしたら、イタい。
どんだけ、結婚ドリーム抱いてんだって。
でも、ちょっと考えてみよう。
それなりに経験を積んだアラサー女が、幼稚園児並みのプロポーズを真に受けるかな。
人生において結婚は大きなターニングポイント。
じっくり時間をかけて相性を見て、「この人となら大丈夫」という確信が得られないと、結婚はしない。
そんな重大なコトを軽々しく口にする男、信用出来る?
まぁ、少しは嬉しいけどね。
遊びじゃないってのは、伝わるから。
付き合い始めのプロポーズは、プレ・プロポーズ。
将来へのちょっとした約束ぐらいで捉えておくのが吉。
多分、園山も冨永も最初は、バカ塩谷のプロポーズをそう受け止めていただろう。
ところが、バカ塩谷の性質の悪いのが、相手の両親にまで挨拶に行っている点。
コレされちゃったら、ほぼ結婚決定じゃん。
彼女の実家が近くだから、顔を出すってレベルじゃない。
島根県にある園山の実家まで、わざわざ赴いている。
もちろん、富永の親とも会っている。
シングルマザーである冨永、親御さんは孫を守ってくれる父親が出来ると喜んだだろう。
相手の親、家族まで巻き込んだというのが、バカ塩谷の最大の罪。
二股ぐらいじゃ、私は塩谷の名前の冠に「バカ」は付けない。
もう一つ、「バカ」を付けたくなる理由がある。
謝罪会見の様子だ。
バカ塩谷め、29歳のいい年こいた大人なのに、目に涙を浮かべて弱弱しく頭を下げた。
「皆に責められて、可哀想なボク」といった雰囲気で。
可哀想なのは、園山と冨永だっちゅーの。
泣きたいのも、園山と冨永だっちゅーの。
短い間でも好きだった相手のヘタレっぷりを、全国の人に見られるだなんて、堪ったもんじゃない。
会見をするよう勧めたのは冨永らしいが、これならしない方がマシって思ったんじゃ?
毅然と、「同時に二人の女性を好きになってしまいました」と言えば済む話だったのにね。
私が冨永なら、これを望むよ。
園山と冨永は、タイプの違う女性。
それぞれ良い部分がある筈。
そこをクローズアップして、どちらも選べず、どちらも好きだったという展開に持ち込めたら、園山と冨永の「二股されてバカを見た女性」というイメージは薄らいだ。
芸能人の会見は、世間サマへの謝罪だけが目的では無い。
悪いイメージの払拭と、新たに良いイメージを植え付ける為にある。
自分だけでなく、迷惑をかけた相手のイメージも。
それを教えてくれるスタッフがいない、バカ塩谷。
人望ゼロなのが、丸判り。
人望が無いからこそ、付き合い始めの頃から、恋人を繋ぎ止めておくよう「結婚」というキーワードを出したのだろう。
モテる男だったら、結婚なんてキーワードは口にしない。
そんなコトを言わなくても、女性はついてくるから。
つまり、バカ塩谷は男としての魅力も乏しいってコト。
それをバカ塩谷本人も自覚している。
自覚していなければ、軽々しくプロポーズもしないし、相手の親にも会わない。
二股は、バカなりに、一人ぼっちにならない為の防御策だったのかも知れない。
そう考えたら、少しだけバカ塩谷が気の毒に思えてきた。
哀れだ。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
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