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【毒舌独女】前田あっちゃんの卒業商法

私はAKB48に興味が無い
全く無い。

それなのに、ネットのニュースを眺めていると、AKBの話題ばかり。

ここ最近は、誰それが体調不良で休養、というものが多いように感じる。

まだ体が出来上がっていないハタチ未満の子どもを、如何に酷使しているのかよく判るニュースだ。

AKBに興味は無いが、子どもの就労問題には興味があるので、とりあえず目を通す。

目を通しても、誰が誰だか判らない。

アイドルになりたい、有名人になりたいと、夢見る女の子を食い物にしている大人は、本当に汚いね。

プロデューサーなどスタッフだけでなく、熱心なファンも。

一度、秋葉原の劇場に併設されているグッズ売り場に行ったことがあるが、とにかく臭い。
オスの臭いと加齢臭が鼻腔をつんざく。

客は脂ぎった小汚いオッサンかガキのどっちか。
どちらも、現実世界の女性に縁の無いタイプ。

金を払えばお客様、コイツらと握手をしなくちゃいけないだなんて、AKBの女の子達は可哀想。

ファンの中には、卑猥な妄想を抱いているヤツも居る筈。
私がAKBのメンバーの親なら、そんな危険な男達には近付いて欲しくないので、即刻、辞めさす。

AKBメンバーの親は、何を考えているんだ
自分の可愛い娘を水着姿にさせたり、肌の露出の多い衣装を着させられたり、変態と握手させたりすることに、抵抗が無いのだろうか。

そんな過酷な現場で、長らくセンターを勤めた絶対的エース・前田敦子が、AKB卒業を発表したのは記憶に新しい。

一応、本人がステップアップの為に辞めると言い出したらしいが、十中八九、これも新たなアキバ商法

絶対的エースの今後の動向は注目され、また、AKBの新たなセンターは誰なのか議論を呼ぶ。

世間をAKBに釘付けにする、良い方法。

卒業時期を発表していないので、今まで以上に、マスコミは前田敦子を追うようになる。
腐りかけのバナナは美味しいって感じで。

前田敦子が腐りかけというより、AKBというグループ自体が腐りかけ。

姉妹グループの、SKE48やNMB48を発足させた時点で、ギリギリ感は満点。

今度は、その姉妹グループの人気メンバーを本家AKBに移籍。
新しい風を吹き込もうとしている大人の存在がミエミエ。

グループ発足当初からあるAKB=前田敦子という図式を壊し、新たなエースを樹立させ、カラーを一新させたいという目論見が透けて見える

そもそも、総選挙なんて女同士が争うイベントをしているグループが、長続きするワケが無い。
ファンやオタ同士で潰し合いをしているようなモン。

好きなグループのメンバーには、仲良しでいてもらう方が、応援する側としても良い。

それでも、今年も総選挙をするみたいだね。
過去2回も1位を取った前田敦子抜きでするから、盛り上がりはするだろう。

舞台の裏側は、新たなセンターを巡って、足の引っ張り合い、ドロドロだろうけど。
この「ドロドロ」が金になるから、絶対的エース・前田敦子を抜けさせた。

また、絶対的エースが高みの見物をしている様を流せば、彼女の商品価値も上がる。
烏合の衆、AKBとは違うという貫禄を見せ付けられるから。

ただね、私は前田敦子がピンでやっていけるとは思わない。
AKBというその他大勢の中では比較的可愛い部類で、歌やダンスが突出して上手いワケでも、演技が上手いワケでも無い。

どこに需要があるの?

前田敦子の卒業は、AKBの存続の為だけではないだろうか

初期からAKBの先頭に立ってきた彼女を、人気に陰りが出てきたら、アッサリ切り捨て。
一人のアイドルではなく、グループを動かすただの駒。

10年後、『あの人は今』で30歳になった前田敦子と再会する日を、楽しみにしよう。

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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