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【毒舌独女】凶悪殺人鬼・木嶋佳苗から学ぶべきことは?

赤サギとは、結婚詐欺の隠語である。

今、世間を賑わせている女性赤サギがいる。

彼女は赤サギ以外にも、3件の殺人容疑でも起訴。

史上稀に見る凶悪犯。
その名も、木嶋佳苗。年は37歳。

数多くの男を手玉に取り、金をむしり取ってきた。
金が無くなったら、今度は命を奪った。

男が騙されるだけある、絶世の美人かと思えば、こは如何に。

女の私から見ても、すんげーブス
デブの私が認める、超デブ

何で、こんなデブスに、男はいとも簡単に騙されたのか。

一般的に赤サギは、美男美人ではないという。
被害者が、「自分がこんなイケている人に声を掛けられるのは、おかしい」と思うから。

被害者が警戒心を持たない、自分と同レベル、もしくはそれ以下の人物が赤サギを働く。

木嶋佳苗はデブス
どう見てもモテない。
男が安心感を持っても、おかしくはない。

また、デブ独特の丸っこいフォルムは、何となく優しそうな雰囲気を醸し出す。

余談だけど、「デブは優しい」は、都市伝説。
その証拠が、私である。
オマエら、デブに騙されるなよ

閑話休題。
彼女の騙せそうな男を見つけ出す嗅覚と、騙しのテクニックは凄い。

木嶋佳苗も、私が登録しているようなお見合いサイトに入っていて、高所得者にガンガン申し込みをしていたらしい。

前にも書いたが、高所得者であっても、こりゃ結婚デキネーよ、という人は一定数存在する。
そういう男を木嶋佳苗は狙った。

女にモテない男が、デブスであっても女に声を掛けられるのは、嬉しいことなのだろう。
罠とは知らず、ホイホイ誘いに乗ってしまった。

でも、実物を見たらデブスって判るじゃない?
けれど、木嶋佳苗はそれすらも、武器に変えた。

彼女は、「私ほど、優れた女性はいない」と力説。
人と違う容貌を、「優れている」と言い換えた。

自信満々に言われたら、人というものは、案外信じてしまうもの

ついで、床上手もアピール。
類稀を見る名器なんだってさ。

こう言われると、男は試してみたくなる。
どんなデブスであっても。

男が興味を持ち始めたら、お金の話。
「困っています」をアピール。

小金持ちが出せなくも無い額を要求してくるもんだから、ついつい出しちゃう。
下心付きで。

で、ヤラせてもらう、っと。

木嶋佳苗は、ピンサロや愛人バンクで働いていた経験があるので、普通の素人よりかは、テクがあっただろう。

女性経験の乏しい男に、元プロのテクとくりゃあ、メロメロになっちゃうね。

加えて、木嶋佳苗は料理上手。
男の胃袋も掴んだ。

男は、こう思う。
「皆は彼女をデブスと言うだろうけれど、本当は良い人だと知っているのは、自分だけ」

恋愛洗脳、完了

あとは、恋は盲目状態で高速道路突破。

私の経験上、「本当は良い人」は、ロクでなし
他人から見ても良い人が、本当に良い人。

それを理解出来ない人は、恋愛スキルがあまりに低い。

恋愛スキルが低いからといって、その人がバカってワケじゃないんだけどね。
ただ、騙されやすいということは、肝に銘じておくべきだった。

木嶋佳苗の騙しのテクニックは、一般的な恋愛テクにも応用可能なものが多い。
悪用するか否かの違い。

これから公判が進むにつれ、彼女の騙しのテクニックは、もっと公になっていくだろう。
「使える!」と飛びつきたくなるテクも披露されるかも知れない。

今現在でも、アラフォー世代の女性が興味津々で公判を見つめているという。

一つ、覚えていてもらいたいのは、テクを駆使して、落としたと思っていても、本当は自分が相手の術中にハマっているケースがあるってコト。

男と女は、狐と狸の化かしあい
これが面白い。

けれど、命まで奪って良いものでは無い。
普通の赤サギは、金を取ったらドロンするのが常。
ターゲットを殺しはしない。

この点で、彼女が如何に異常で凶悪であるかが、判る。

異常凶悪犯のテクを真似するかどうか決めるのは、あなた次第

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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