fbpx

【毒舌独女】お見合いサイトは本当に良い男と出逢えるのか!?

長年、寄り添った彼氏に捨てられ、一人ぼっちで寂しい私。

生活に張り合いが無くなった。
それに、独り言が増えた。

これじゃあイカンと、出会いとネタを求めてお見合いサイトに登録してみたよ。

風の噂では、女性会員は入れ食い状態だとか。
選り取りみどり、1日に30人を超える男性からアプローチを受けるんだって。

私、モテモテになっちゃうー。
いやーん、困っちゃうー。



噂はただの噂だと、身をもって知った…。

また、私は婚活市場において、最底辺に位置することも知った。

低収入、病気持ち、更にデブ
男が避けたくなる要素、満載だよ。

寄ってこないならば、コチラから仕掛けるのみ。
男を物色する。

何だか、カタログを見ている感じ。
写真があって、商品説明の代わりに自己紹介文。

会員のプロフィールを眺めていて感じたのが、収入が多ければ多い程、文章力も正比例して上がるというコト。

高所得者の多くは大卒で、医者や弁護士、経営者など、人前で話す機会があるからだと思われる。
自己分析が出来ていて、上手なPR文も書けている。

しかし、当然、例外もあるワケで。

高所得者で高学歴なのに、妙なテンションで謎の暗号を書き連ねているバカも居る。
これじゃあ、いくら条件が良くても、誰も結婚してくれやしない。お気の毒。

あ、そうそう。
高所得者の中には、疑心暗鬼に陥っている人も多くてね、「収入や肩書き目当ての方はお断りします」って自己紹介文に書いているのを、まま目にする。

書かない方が良いのに。

だって、それを書いちゃったら、自分のセールスポイントは「収入と肩書き」だけてバレちゃうじゃん。クスクス

そういう人に限って、趣味の欄は寂しいんだよね。
映画やドライブといった、無難なモノだけ。

いくら自己紹介文で、良い文章を書いていても、趣味の欄が寂しかったら、ツマンネー男。

あと、何かカチンとくるのが、「真剣な出会いを求めているので、バツ付きの方はご遠慮願います」って書いているヤツ。

バツ付きの方が、真剣な出会いを求めていると思うよ。
だって、もう失敗は出来ない、背水の陣だもん。

それを、傷物のように扱って、差別して、オマエは何様のつもりだってんだ。

「バツ付きNG」なヤツ程、自分の人生経験に自信が無いんじゃないかと疑りたくなる。
女性経験も乏しいんじゃないの。

それに、旧時代的な「結婚するなら処女と」という信仰が残っている、頭が固いヤツにも見える。
古いね。

今や、3組に1組は離婚する時代。
例え初婚同士で結婚したとしても、いつ離婚になるや判らない。

離婚して、再び婚活市場に戻ってきた時も、「バツ付きNG」を貫き通すのかね。
自ら、出会いの幅を狭めてどうするんだろ。もったいない。

こうやって、パソコンの前で、男どもにケチを付けていく。
どれも、帯に短したすきに長し

吟味した結果、良い条件の人が居たので、思い切って交際申し込みメールを送ってみた。
39歳会社員。

そしたら、何と、OK返事が貰えちゃったのよ!
嬉しい。

その人は、パートナーしか写真が見られないように設定してあったので、急いでパートナー手続きをした。

手続きをして、写真を見た。

うん…。

39歳まで結婚出来なかった理由が、この写真一枚に凝縮されていた
おとなしそうだけど、自己中で、周囲にペースを合わせられない人物、という印象。

この印象は大当たり。

コッチがいくらメールを送っても、返事が来ない。
何か気に障ることがあったのかも知れないが、無視は無いでしょ。

挙句、せっかく手続きをしたパートナー関係を、勝手に解除しやがった。チッ

こうして、恋も何も生まれないまま、終わってしまった。

ネットからの恋愛は、果たして在るのか否か
もうしばらく、潜入してみて、飽きたら、お見合いパーティにチェンジしよう。

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

>> article
この記事を読んだ人におすすめ