【毒舌独女】小雪と松山ケンイチの年の差結婚を祝福したい
アラサーと呼んでもらえないお年頃の私。
恋愛対象になり得る男は、既婚者か変人の二択しかないと思っていた。
なのに、同年輩の女優の小雪は、8歳年下のぴちぴちヤング、松山ケンイチをゲット。
ぴちぴちである上に、人気と実力を伴った、将来有望な俳優の松山ケンイチ。
収入も良いだろう。
羨ましい。
そして、妬ましい。
あ、今のナシ。
お祝い事は素直に祝福しないとね。
それに、小雪がゲット!という感じじゃなく、松山ケンイチが押して押して小雪を口説いたんだっけ。
目撃されたデート現場も、ドラマ『きみはペット』を地でいくようだったとも。
なるほど、松山ケンイチの顔は犬っぽい。
差し詰め、忠犬ハチ公の秋田犬みたいなもんか。
しかし、いかに忠義の犬とはいえ秋田犬は、何だかんだと手のかかるペット。
殊に、餌が大変。
ここで、飼い主・小雪は特技を発揮。
料理がとても上手とのこと。
これで忠犬・松山ケンイチ、更に忠義を飼い主に立てることになる。
やはり、ペットには餌付けが一番。
この方法が、どんなトレーニングよりも、飼い主との絆を強める。
ハッ!
飼い主と忠犬、ってのはナシで。
幸せカップルを、そんな風に例えるだなんて、いけないわ。
ダメね、私って。
花鱗のおバカさん。
気を取り直して、祝福しよう。
3年、愛を育んでのゴールイン。
この期間はハッピーラブラブだけでなく、年齢差や仕事で、お互いに悩むこともあっただろう。
小雪の方が、葛藤は大きかったに違いない。
ミステリアスなイメージを売りにしているので、「奥さん」という生活感は出したくない筈。結婚により、今まで作り上げたイメージが崩れる危険性があるのだ。
また、結婚すると、
男女平等は表向きになり、妻が夫の世話をするハメに陥る。
子どもが出来ると、もっと妻の負担は大きくなる。
女優業に支障をきたす恐れも出てくる。
これらの問題があったとしても、松山ケンイチと二人で、新たなスタートラインに立とうと決めた小雪には、エールを送りたい。
幸せな家庭を築いてください。
しかし、一つ、私が懸念していることがある。
一般の「もうアラサーとは呼んでもらえない女」連中の存在だ。
34歳の小雪の結婚により、妙な勇気をもらっちゃう女が出てくるのでは。
「年下なら従順だし、ワガママなアタシの言いなりになってくれるんじゃないかな♪」
なーんて、妄想の世界の「年下の男の子」を現実の男に当てはめて、猛アタック。
有り得ない話ではない。
猛アタックの末、一旦は恋人同士になれたとしても、泣きを見るのは女の方。
年齢差カップルは、年下の方にとことん惚れられないと、上手くはいかない。
加えて、男は、いくら小僧であったとしても「男」。
面子を立ててやらないと、どんどん心が離れていく。
姉さん女房は、三歩下がって夫の後ろを付いて歩くぐらいが丁度良いと、私は考えている。
間違っても、自分が男を育ててやっているという思い上がりは持ってはならない。
こういうコトを知らず、ヤングに手を出し、捨てられ、「騙された」だの「弄ばれた」だのと喚く女は醜い。
特に、イイ女気取りの女が、ヤングに「酷い目」に合わされているような気がする。
私の周りだけかも知れないが。
さて、小雪はどんな「奥さん」になるのかな。
結婚をしたら、男女の関係は変わる。
今までのように、飼い主とペットという関係に「見られたら」、松山ケンイチの面子丸潰れ。
男も女と同じく、周囲の評判を気にする。
そして、まだ20代の松山ケンイチは、これからどんどん成長をし、自我も強くなってくる。
ずっと「ペット」ではいてくれない。
これらを見越して、結婚をしただろうか。
ご結婚、誠におめでとうございます。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
>> article