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【毒舌独女】完全無欠の水嶋ヒロ

編集部のユキオさんが、「水嶋ヒロを取り上げましょう」と打ち合わせメールを寄越した。
人気者だから、という理由だけでなく、別の理由もあって取り上げたいみたい。

「イケメンで高学歴で長身。
おまけに、スポーツマンで奥さんが有名人。

さらに作家デビューも果たして……
どれだけ世の一般男性を敵に回したら気が済むのでしょうか?」
(ユキオさんメール、原文ママ)

一般男性というより、ユキオさんを敵に回した水嶋ヒロ。敵を斬ってくれという、ご依頼。
ユキオさんには、水島ヒロに無い魅力があるのにね。多分

ユキオさんのジェラシーは可愛い。
素直に負けを認めている。

中には、躍起になって、水嶋ヒロが受賞した第5回ポプラ社小説大賞は出来レースだの、作品は盗作だの、ゴーストライターが書いただの、噂を流す連中が居る。

嫉妬、乙

『KAGEROU』は本人執筆のものだろう。
少なくとも、私はそう信じている。

イケメンは正義!とかじゃなく、最初はツカエネー俳優だった彼が、メキメキ演技力を付けて、主演俳優まで上り詰めた根性を、私は買っている。

加えて、事務所に歌手の絢香との結婚を認めさせた「実績」もある。

本人が結婚を切望しても、所属事務所が許さない。
「彼女を愛しているんデス」だけでは認めてもらえない。

それ以上の確固たる意思を伝える能力を持っているからこそ、愛する人の側に居られる権利を手に入れられた。

この「伝える能力」が、小説にも生かされている筈だ。

小説大賞を取ったことよりも、事務所を陥落させた事実が、彼の能力の高さを示している。

事務所は説得出来ても、ファンは中々、納得はしなかった模様。

結婚後、彼の細君、絢香は病気休業に入ったが、叩かれ方が異常
バセドウ病で苦しむ彼女を、亡き者にしようとバッシングしているように見えた。

「嫉妬、乙」

では、済まされない悪辣な言葉の数々。ストレスもバセドウ病を悪化させかねない。
死に直結させる言葉だと知っていて、吐いている人はどれだけ居るのだろう。無知は怖いね。

恐らく、水嶋ヒロは知っている。
だからこそ、妻を近くで支える為、執筆業に移られるよう努力をした。その結果が小説大賞受賞。

妻を守る為にスターの座を降りられるイケメン俳優は、水嶋ヒロしか居ない。

まさに完全無欠のイケメン
一般人がどう足掻いても到達出来ない境地。

愛する人を全力で守る気概が無いイマドキの男は、嫉妬するだけ無駄。
絢香に難癖を付け、「嫌い」と抜かす女は、イケメンに愛される資格は一生持てない。

まぁ、モテない奴らの僻みが、この夫婦を一層輝かせているから、一概に悪とは言えないかもね。
うはは

水嶋ヒロは評価に値する人物ではあるが、作家「齊藤智裕」は未知数だ。
イケメン俳優「水嶋ヒロ」が書いた作品ではなく、新人作家「齊藤智裕」の作品が読みたい。

ポプラ社以外の出版社は今頃、過去の落選作品を必死こいて発掘しているかも知れないが、見つかっても出版するなよ、絶対に。

それは文学を冒涜する行為。
ツマンネーから落選させた作品を、知名度だけで売れるとするなら、公募の意味は無い。

読者は面白い作品を求めている。最初の読者は、他でもない編集者。
編集者がツマンネーと思っているものを、消費者に提供するなんてナンセンス

一年以内にポプラ社以外から「齊藤智裕」の作品が発表されたら、ナンセンスが発動されたというコトで間違いない。

私は特に水嶋ヒロのファンじゃ無い
彼に嫉妬したり、利用したりしようとする連中に興味がある。人間味があって良い。

満たされない心の持ち主達が、これからどんな嫉妬の言葉を吐くのかワクワクしている。

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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